記事サムネイル画像

【豚バラ・豚こま・切り落とし】どう違うの!?「へえボタン100回押したい」1番お得だったのは?

こんにちは、お肉の中では豚肉を食べる機会が一番多い、管理栄養士でライターの安達春香です。

スーパーのお肉売り場には、薄切り肉が何種類も並んでいますが、どんな違いがあるのか知っていますか?

これらの特徴を知っておくと、料理によって使い分けられて便利です。

今回は、意外と知られていない【豚バラ】、【豚こま】、【切り落とし】の違いやおすすめの食べ方をご紹介します。

※「豚こま」「切り落とし」の表記は明確な定義があるわけではないので、スーパーによっては同様に扱われていることもあります。

 

濃厚な脂の旨みを楽しめる【豚バラ】

【豚バラ】、【豚こま】、【切り落とし】の違い

 

あばら骨の周りにあり、濃厚な脂の甘みを感じられる豚バラ。韓国料理のサムギョプサルで使われているのが、この部位にあたります。

 

カロリーは豚肉の中で1番高く、100gあたり366kcal。

 

赤身と脂身が3層になっていることから「三枚肉」とも呼ばれ、やわらかい口当たりが特徴です。

 

豚バラに限らず「スライス」「薄切り肉」と表記されているものは、同じ大きさ、厚さでパックに並べられています。

 

サイズが整っているため、料理全体の見た目が揃いやすいのがメリット。盛り付けたときに見栄えが良くなるので、きれいに仕上げたい時にぴったりです。

 

おすすめの食べ方【豚バラ】

濃厚な旨みを楽しめる豚バラは、鍋料理や炒め物に向いています。

 

にんじんやいんげんを巻いて焼いたり、豚キムチにしたり、豚汁に入れたりと使い方はいろいろ。

 

焼くと脂身がカリッとするので、お好み焼きに使うのもおすすめです。

 

カロリーを少しでも抑えたい方は調理前にサッと湯通しして脂を落とすか、サラダ油を使わず豚バラの脂を利用して焼くと良いですよ。

 

包丁&まな板いらず!お手頃な【豚こま】

【豚バラ】、【豚こま】、【切り落とし】の違い

 

精肉店やスーパーでは、大きな肉の塊を部位ごとに切り出して販売しています。このときに出た切れ端を集めたものが「豚こま(こま切れ肉)」。

 

肩肉、ロース、モモ、バラ肉など、さまざまな部位が混ざっています。どの部位がどれだけの割合で入っているのかわからないので、カロリーは未知数。

 

ダイエット中の人は、脂身の部分が少ないものを選ぶといいでしょう。

 

おすすめの食べ方【豚こま】

カレーや焼きそば、肉じゃがなど、部位を問わない料理に使うのがおすすめ。

 

まな板と包丁いらずで火の通りも早いので、豚こまなら調理時間を短縮できますよ。

 

好みの部位を選べる【切り落とし】

【豚バラ】、【豚こま】、【切り落とし】の違い

 

切り落としは特定の部位の切れ端を集めたもので、「もも切り落とし」や「肩ロース切り落とし」というラベルが貼られているのが一般的です。

 

カロリーは部位によって大きく変わり、バラ肉が一番高く、肩ロース、肩、モモ、ヒレの順に低くなります。

 

豚こまと同様に、こってりした味わいが好きな方は脂身が多いもの、さっぱりした味わいが好きな人は赤身が多いものを選びましょう。

 

おすすめの食べ方【切り落とし】

好きな部位を選べる切り落としは、厚みが均一でサイズは豚こまよりも大きめ。

 

そのためしゃぶしゃぶや生姜焼き、豚丼など、肉が主役となる料理に向いています。

 

【豚バラ】【豚こま】【切り落とし】お値段を比較してみた!

【豚バラ】、【豚こま】、【切り落とし】の違い

 

スーパーで同じブランド豚のバラ薄切り、切り落とし、豚こまを買って100gあたりの値段を比較してみました。

 

  • 豚肉肩ロース切り落とし…288円
  • 豚肉バラ薄切り…268円
  • 豚肉こま切れ…158円

 

切り落としが1番高いという結果に!きれいにカットされている薄切りの方が高いと思っていたので、ちょっと意外です。

 

ただ、近所のスーパーを何軒か周って調査したところ、薄切りと切り落としは同じ値段のところがほとんどでした。

 

どのお店でもダントツで安かったのがこま切れ。節約したいときは大助かりですね。

 

【Q&A】「豚バラ」の代わりに「豚こま」や「切り落とし」は使える?

【豚バラ】、【豚こま】、【切り落とし】の違い

 

炒め物や煮物などに使うのであれば、バラ肉の切り落としか、脂身が多めの豚こまで代用できます。

 

ただし、大きさや厚みがバラバラなので、野菜を巻くレシピに使うのは難しいかもしれません。

 

料理によって使い分けよう!

脂の甘みを楽しみたいときは【豚バラ】、とにかく安く手軽に済ませたいなら【豚こま】、特定の部位を選びたいときは【切り落とし】。

 

それぞれの特徴を覚えて、日々の料理に役立てましょう!

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライター安達春香

    趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む