こんにちは。保育士の中田 馨です。赤ちゃんにとっても睡眠はとても大事なものです。睡眠がたっぷり取れていれば、日中に活発に動くことができますし、食事もモリモリ食べるようになります。そこで今日は、赤ちゃんが寝るときのお部屋の環境づくりについてお話しします。
赤ちゃんが寝る部屋の環境づくり
赤ちゃんが寝る部屋は、赤ちゃんが居心地よく寝ることができる空間がいいですよね。以下の3つのことに気を付けてみましょう。
【赤ちゃんが寝る部屋のポイント】
▪️寝る部屋の掃除
▪️寝具は定期的に干す
▪️室温、湿度、換気、遮光などの調節をする
季節によって、エアコンや扇風機をつけると思いますが、赤ちゃんの体に直接風が当たらないように気を付けましょう。室温は夏場は26~28度、冬場は22~23度。湿度は40~60%くらいが目安です。天井と床付近では室温は変わってきます。温度を測るときは、赤ちゃんが寝ている位置で測るといいですよ。
ベッドや布団の環境づくり
寝ている間に赤ちゃんが動いて転倒などをしないように、ベッドや布団で寝かせるときの環境づくりのポイントです。
【ベッドや布団のポイント】
・ベッドの柵は必ず上に引き上げる
・マットレスとベッドの柵との間隔を空けない
・ベッド内の柵にビニール袋や風船、おもちゃをつけっぱなしにしない
・柔らかすぎる寝具を使わない
赤ちゃんが寝るのは、昼寝も夜もママの目が届くところが安心です。
赤ちゃんが寝ているときに気を付けること
赤ちゃんが寝ているときに気を付ける3つのポイントもご紹介します。
【寝ているときに気を付けるポイント】
・パジャマ(衣服)の調節をする
・眠っていても時々様子を見る
・よだれかけを外す
・かけ布団は口や鼻がふさがらないようにかける
室温は適温なのに、寝ながら汗をかく子もいます。パジャマと背中の間に1枚タオルを入れるなどの調節をしてあげましょう。
また、夜はママも寝ているので難しいとは思いますが、寝ているときも赤ちゃんの様子を時々見てあげましょう。寝ている間に寝返りをしてうつ伏せで寝ている場合、できる限り仰向けに戻してあげるようにします。タオルケットを自分で引き揚げて、顔にかかってしまうこともあるので、時々様子を見ることは安全の面でとても大切です。
保育所では、昼寝の時間は顔色がわかるようにレースのカーテンだけにして自然光を入れています。 赤ちゃんが寝ているからといって、生活音も立てずに静かにする必要はありませんが、赤ちゃんにとって落ち着かない音は出さないようにしましょう。
赤ちゃんが生まれたら、大人の生活リズムは少し封印。赤ちゃんの生活リズムに大人が合わせることも大切なポイントの1つです。 少し部屋の環境を変えることで、赤ちゃんはぐっすりと寝てくれます。親子で落ち着ける環境づくりをしてみてくださいね!