わが子は新生児から1歳ごろまで、昼夜関係なく1時間以上まとまって眠ることがありませんでした。30分間眠ってくれたらいいほうです。そして必ずと言っていいほど、起きると大号泣。続けて眠れない、起きると泣きわめく……。精神的にも体力的にも疲れ果ててしまったときの体験談を紹介します。
まとめて眠らずグズグズな息子
息子は新生児のころから、まとまって寝ないタイプでした。眠ったと思って布団に寝かせても10分後に起きてしまい、さらに大号泣。
生まれてすぐは仕方のないことかと思っていたのですが、生後6カ月を過ぎても状況は変わりませんでした。昼夜関係なくとにかく眠ってくれないので、私も眠れず、家事もままならない状況。「いつになったらこの状況から脱出できるんだろう……」そんなことばかり考えながら過ごしていました。
ストレスが溜まり、限界に…
ずっと疑問だったのが、「どうして起きたときに泣いてしまうのか」です。抱っこをしてあやしても、なかなか泣きやみません。機嫌が悪い状態が続き、再度寝かしつけるのに時間がかかりました。
ストレスがたまり、息子に「どうして泣くのよ!」と怒鳴りつけてしまったことも。私に怒鳴られたことで、さらに息子は泣きわめいていました。当時は息子が泣いている理由や気持ちを考える余裕がありませんでした。
当時を振り返って気付く息子の気持ち
あれから約7年が経過しました。当時を振り返ると、息子が起きたときに泣いてしまう理由もわかる気がします。
思うように続けて眠ることができず、眠いのに目が覚めてしまう不快さを泣いて表現していたのだと思います。それに気付いてあげることができませんでした。息子が再び眠りにつけるよう、添い寝や抱っこをしながらやさしく声をかけるべきだったと後悔しています。
まとまって寝ない、起きると泣く状況は、2歳ごろまで続きました。想像以上に長い日々でしたが、それが息子の個性だったのだと受け止めています。これからどんなことがあっても、息子の気持ちに寄り添っていきたいです。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。