あきれ顔を見せていたすーさんでしたが、わたすさんが「ばーばのお片付けできないのは、どうして治らないんだろうねー」と答えると表情が一変。
急に思案顔になったかと思うと自室にこもり、おやつの時間になっても出てきません。
おやつの時間になっても出てこない息子、いったい何を…?
大好きなおやつの時間を遅らせてまで作っていたのは、ばーばへの贈り物。
「え……? ばーばのために?」といぶかしがるわたすさんを尻目に、すーさんは急いでばーばの部屋に向かったのでした。
玄関の靴を一向に整理しようとしない祖母にあきれ顔を見せていたはずが、祖母のための贈り物を一生懸命に完成させたすーさん。子どもの気持ちの変わりようは不思議なものですよね。
とはいえ、おやつを食べることよりも熱心に祖母への贈り物を作るなんて、すーさんはおばあちゃん思い! 母親の立場からすると、義母に不満があったり、お互いの関係がギクシャクしていたりするときには、義母に好意的に接するわが子に何とも言えない気持ちになることもありますが、それでも子どものやさしい気持ちを大切にしたいものですね。