生理痛で寝込んでいた
私が36歳のときのことです。元々生理痛がひどく、毎月生理になると2日間は寝込んでいました。彼との同棲中の当時も同様で、経血量が多くトイレに行くたびにめまいがし、頭痛や吐き気もあって家事もできない状態。
毎月その2日間は、彼が仕事から帰宅後に夕食を作ってくれていて……。私はそれだけでもとても感謝していました。
枕元に手紙が…
いつにも増して体調がすぐれなかった生理中のある日。何も食べられずに寝込んでいると、昼休憩の時間を利用して彼が私の様子を見に帰ってきてくれたことがありました。
その日はあまりにも生理痛がひどく、寝すぎて夜に眠れなくなってもいいからと、日中も寝ていました。3時間ぐらい経って目覚め、トイレに行くためにやっとの思いで起き上がったそのとき、枕元に何か紙が。
「何これ?」と思って見てみると、それは彼からの手紙だったのです。
心温まるメッセージ! うれしくて号泣
「帰ってきてくれるなら起きていたかったのに」と思いながら、彼からの手紙を読むと「冷凍庫にアイスがあるよ! 冷蔵庫にはヨーグルトとゼリーを入れてあるから、食べられそうなら食べてね。心配だったけど気持ちよさそうに寝ていて安心したよ。早くよくなりますように」と書かれていました。彼は何も食べられない私を心配して、食べられそうなものを買ってきてくれていたのです。
私は毎月生理で寝込んでしまい、家事が何もできない自分をずっと責めていました。そして、朝から晩まで働いて、料理をしてくれる彼に申し訳なさを感じていました。そんな思いもあり、手紙を読んだ私は彼のやさしさがうれしすぎて泣き崩れてしまいました。
「生理痛のつらさをわかってもらえてうれしい」と彼に伝えると、「理解できているわけじゃないよ! でもかなりつらそうにしているから心配で」と彼。彼のやさしさがいっぱい詰まった手紙に元気をもらいました。今もあのときの手紙は大事にしまっています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
文:マツノミユ/女性・主婦
イラスト:すうみ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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