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新婚旅行をドタキャンした浮気夫「1人で楽しんできて!」私「わかった…」義姉が家に来ると知って夫が青ざめたワケ

結婚式当日、新婦の私を先に帰らせて男友だちと三次会まで楽しんでいた夫。結局その日は家に帰ってきませんでした。すると、一人のんびりと過ごしていた私のもとに、なぜか義姉から連絡があったのです……。

「終電逃しちゃった!」「みんなまだまだ飲み足りないみたいだし、主役の俺が帰るわけにいかないし、今夜は朝まで騒ぐわ!」と連絡を入れてきた夫。二次会までは私も参加していたのですが、夫はいつの間にか男友だちと連れ立って三次会へ行ってしまったようです。

 

その晩、仕方なく一人で過ごすことになった私。翌朝、電車が動く時間になってもまだ、夫は帰ってきませんでした。のんびりと夫の帰りを待っているところへ連絡を入れてきたのは、昨日の結婚式で初めて顔を合わせた義姉でした……。

 

義姉の目撃情報

「昨日は素敵な結婚式だったわ!改めてこれからよろしくね!」と義姉。この義姉は海外赴任していたのですが、私たちの結婚式に参加するためにわざわざ一時帰国してくれたのです。

 

「そろそろ日本の本社からも帰国して顔を見せろって言われてたから、ちょうどいいタイミングだったのよ」と笑う義姉。結婚式前に挨拶を交わしたときから、私は義姉のことを素敵な人だと感じていました。

 

そんな義姉が急に声のトーンを落として、「それよりも、弟のことなんだけど……ちゃんと家に帰ってきた?」と言ってきました。「結婚式のあと、私も久しぶりに日本の友だちと集まっていたんだけど、そのときに弟を見かけて……」「新婚のあなたに伝えるべきかどうか悩んだんだけど……」と言葉を濁す義姉。

 

夫がまだ帰ってきていないことを伝えると、義姉はため息を一つ。

 

「言いづらいけど、はっきり言わせてもらうわね」「実は……弟が、女の子と2人で歩いていたのよ、しかも手をつないでね」

 

私はあまりのショックで返事ができませんでした。「自分の結婚式当日の夜に、私もまさかとは思ったんだけど……」と義姉。

 

「私はいつだってあなたの味方だからね」「私はすぐに仕事で海外に戻っちゃうけど……それでも何かあったらいつでも助けに来るからね!」と言う義姉に、私は涙をにじませながら「ありがとうございます」としか言えないのでした。

 

 

新婚旅行のドタキャン

数カ月後、新婚旅行初日――。

 

「忘れ物をした」と言って、一度家に戻ったらしい夫。しかし、フライトの時間が迫っても、夫は空港に現れません。

 

しびれを切らした私は、「もうすぐ飛行機の時間だっていうのに、あなたどこにいるの!?」と夫に連絡しました。すると、夫は「ごめん!俺、飛行機の時間には確実に間に合わないわ」「忘れ物を取りに帰ってすぐ、会社から急なトラブルで呼び出されちゃってさ」と言ったのです。

 

新婚旅行のために有休を取ったはずの夫。代わりの人ではダメなのかと聞いても、「俺じゃないと解決できないって言うんだよ」「俺の担当先にもトラブルの影響が出ているみたいで」と夫。

 

「俺のことは気にせず1人で行って来て!」

「ごめん!急な仕事で新婚旅行行けなくなった!一人で楽しんできてくれ!」

「わかった。1週間、お姉さんにわが家を貸す約束してるからもうすぐ着くと思う」

「え?」

 

 

妻をないがしろにした夫の末路

「じゃあ、お義姉さんと1週間、お留守番よろしくね」

 

そう言うと、夫は「な、なんで姉ちゃんが出てくるんだよ!?」と驚いていました。

 

「実はね、新婚旅行中のわが家をお義姉さんに貸し出すって約束してたの」「お義姉さん、今週からちょうど1週間、日本の本社に行かないといけないらしくって」「この間の帰国時にお互い合鍵の交換もしておいたし、もうすぐお義姉さんもわが家に着くと思うよ」

 

「そんな話聞いていないぞ!」と怒り出した夫。「でも、私たちの旅行中はお義姉さんの家に泊まるわけだし、ちょうどいいじゃない」と言うと、夫は「その話も聞いていないぞ!」と私を怒鳴りつけてきました。

 

新婚旅行の計画を私に丸投げしていた夫。私は逐一報告していましたが、スマホばっかりいじっていて生返事だったのです。私の話は右から左へ聞き流していたのでしょう。

 

「……ちなみに、新婚旅行先はわかるわよね?」と聞いてみると、夫は「あ、あれだろ?ハワイだよな!」と答えました。正解はフランス。私の話はおろか、お義姉さんが赴任している国も覚えていなかったようです。

 

「そろそろお義姉さんが着くみたい、あなたは会社に呼び出しされてるから家にはいないのよね?」と言うと、夫は「やばいやばいやばい」と繰り返していました。「何がやばいの?私の両親が来るわけじゃあるまいし」と笑うと、夫は「頼む!姉ちゃんにうちに入らないように言っておいて!今はマジで無理だから!」「せめて夜に来てって言って!」と頼み込んできました。

 

「なんで?何かやましいことでもあるの?」「昨日のうちにしっかり掃除も済ませてあるから、何も心配することなんてないわよ」「じゃあ、私もそろそろフライトだから、お義姉さんとお留守番よろしくね!」

 

その後――。

 

 

もともと私と打ち合わせ済みだった義姉は、合鍵でわが家に突入。玄関のドアを開ける前からカメラを回し、浮気の証拠となる映像をバッチリ撮ってくれました。また、夫と浮気相手の両方に浮気を認めさせ、浮気相手のことも確認してくれていました。

 

夫の浮気相手は、なんと夫の会社の先輩の婚約者。浮気の証拠をたずさえた義姉は、そのまま夫の会社に突撃したのです。夫が使用していた会社の営業車のドラレコにも、浮気の証拠がたっぷり映っていたそうで、夫も浮気相手もクビに。

 

「かわいい義妹のためだから」と言って、ここまでスピーディーに終わらせてくれた義姉には感謝しかありません。さらに、義姉のフランスの家には「これで楽しんでください」とお小遣いと近所のおすすめのお店リストが置いてありました。

 

結婚式当日も、新婚旅行も、私より浮気相手を優先した夫。正直なところ、かなりショックを受けていた私でしたが、義姉の気遣いのおかげで、心の底からフランス旅行を楽しむことができました。

 

帰国後、私はすぐに離婚。元夫は私への慰謝料を一括で支払い、結局浮気相手の家に転がり込んだそうです。

 

書類上は家族ではなくなりましたが、義姉はいまだに私のことをかわいがってくれています。「いつでもフランスに遊びにおいで、今度は一緒に楽しもうね!」と言ってくれているので、近いうちにまたフランスへ行こうと思っています。

【取材時期:2024年10月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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