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私の手術の付き添いを断って義両親と旅行に行く夫⇒「おい!どういうことだ!」帰宅後の夫を待っていた悲惨な末路は…

不運なことに、交通事故に遭ってしまった私。赤信号を無視した車にはねられて、手術が必要な大怪我を負ってしまいました。夫に付き添いを頼んだのですが、「今週末はちょっと……」と言うのです……。

全身打撲と左足の複雑骨折という大けがを負ってしまった私は心細さもあり、手術の付き添いはできるだけ夫に一緒にいてほしいと頼んだのですが……?

 

 

両親との旅行を優先する夫

「週末は大事な用事があるから無理だな」と言う夫。夫との共有スケジュールを思い出してみますが、思い当たる予定はありません。

 

「実家の両親との家族旅行に行くんだよ」

「久しぶりに温泉でもどうかな、と思ってさ」

 

しかし、夫はつい最近ご両親と大阪観光旅行に行ったばかり。つい「また家族旅行に行くの!?」と言ってしまいました。すると、「この間はにぎやかなところだったから、今回は静かな場所でのんびりするんだよ」と夫。

 

「申し訳ないけれど、今回は中止してくれない?」「できるだけ早く手術しないといけないらしいし、その手術には家族の付き添いが必要らしいのよ」と言っても、夫は「奮発して高級旅館を予約したんだぞ!」「両親も楽しみにしているのに、今更キャンセルなんてできるかよ!」と逆ギレ。私が大けがに遭ったのに、両親との旅行を優先するなんて……と、少し淋しく思ったのでした。

 

 

義母への謝罪で発覚した夫のうそ

翌日――。

 

どうにか旅行を延期してもらえないかと思い、私は義母に電話しました。

 

「この度は私のけがのせいで、ご迷惑をおかけしてすみません」「夫から週末の旅行を楽しみにしていたと聞いています」と言うと、「え?けが?週末の旅行?どういうこと?」と義母。

 

「あれ……?夫から話は聞いていませんか?私、昨日交通事故に遭ってしまって……」「手術のために夫に付き添いをしてもらわないといけなくて、今週末の家族旅行を中止してもらえるよう頼んだんです」「私のけがのせいですみません。もしよかったら中止ではなく延期にしてください。延期した分の旅行費用は私がすべて出しますから」

 

そう言うと、義母は驚いた様子で「あなたの命に別状はないの!?」「それに、私たちの今週末の予定に、家族旅行なんて入っていないわ」「娘とはよく旅行に行くけど、息子と旅行に行ったことはないわね」と言ったのです。

 

食い違う義母と私の話。

 

「で、でも、つい最近お義母さんたちと大阪旅行に行ったって夫から聞いて……」と言うと、「大阪旅行に行ったのは、娘とお父さん、それから私の3人でよ?息子は来ていないわ」と義母。

 

義母も違和感に気づいたようで、「これは一度しっかり話し合ったほうがよさそうね……」と言ってきました。続けて、「でも、あなたは今入院中なのよね?」「少し気持ちが落ち着いたらでいいから、連絡をくれる?けがのことも心配だし、お見舞いに行きたいから」と言ってくれた義母。

 

全身の痛みと、「夫に限ってまさか」という気持ちで、私はパニックに。無理やり気持ちを落ち着けて、その日は体を休めることに専念しました。

 

 

もぬけの殻

そして、手術当日――。

 

夫は何度か着替えをナースステーションに届けてくれたものの、病室には一度も来ませんでした。それでも再三にわたって、家族旅行をキャンセルして手術の付き添いに来てほしいと伝えた私。

 

しかし、手術の1時間前になっても夫は病院に姿を見せません。

 

「どこにいるの?」と電話をかけてみると、「ごめん!やっぱり病院には行けないわ!」「家族旅行に出かけてくるから、手術はお前一人でがんばってくれ!」と夫。

 

私は開いた口が塞がりませんでした。

 

「子どもならともかく、大人の手術に付き添いなんて必要ないだろ」「医者に怒られたら仕事とかテキトーに言っておいてくれ」と夫。たしかに私は大人ですが、今回の手術は全身麻酔で行うもの。どこまで私は軽んじられるのでしょう。

 

「いやぁ~おまえの大事な手術に付き添えなくて悪いな!」

「でも家族旅行キャンセルなんて、両親がかわいそうだろ?」

「そんな予定なんてもともとないけどね」

「え?」

 

夫の言葉をさえぎってくれたのは義母でした。返信した人物が誰かわかっていない夫は、一瞬戸惑いを見せたものの、「へ?お前何言ってるんだ?」「とにかく行ってくるからな」といそいそとやり取りを終えたのでした。

 

 

 

数日後――。

 

「お、おい!いったい何をした!?」と夫から連絡がありました。ようやく旅行から帰ってきたのでしょう。「俺の家のものが何もなくなってるぞ!?」「家具も家電も全部消えている!!」と焦る夫に、私はほくそ笑みました。

 

「この間あなたに返信したのはお義母さんよ」「私がお義母さんに頼んで処分してもらったの」と言うと、「何のつもりだ!」と怒り出した夫。

 

「決まってるでしょ、あなたと離婚したいのよ」「妻が事故で入院、そして大きな手術をするっていうのに、呑気に浮気旅行に出かける夫なんてもう必要ないもの」「手術にはお義母さんとお義父さんが付き添ってくれたのよ!」

 

私がにらんだとおり、夫は「家族旅行」と偽って、浮気相手との旅行を頻繁に繰り返していたのです。

 

手術当日、夫とやり取りしたあと、私は義母へ離婚の意思を伝えました。そして、義両親の怒りは相当なもので、私の手術が無事成功したのを見届けるやいなや、わが家に行ってすべての荷物を処分してくれたのです。私は自分の荷物だけでいいと伝えたのですが、義両親は夫の荷物も徹底的に処分したようです。

 

「な、なんで浮気のことを……」と焦る夫に、私は「全部お義母さんたちが教えてくれたのよ」と告げました。「そんな……」と言葉をなくす夫に、私は「いいから黙って離婚届にサインをして」「慰謝料もきっちり支払ってもらいますからね」と言って、電話を切りました。

 

その後――。

 

 

義両親の調査により、夫が貯金をほぼ全額浮気相手に貢いでいたことが発覚。慰謝料を支払う術がないということで、住んでいた持ち家も売ることになったようです。

 

事情を知った義妹も参戦。義妹の夫は弁護士で、いろいろとサポートしてくれました。夫の浮気相手である会社の後輩と話をつけ、慰謝料を一括で支払わせたのも義妹です。

 

夫は最後まで「別れたくない」と離婚を拒否していましたが、義両親、そして義妹夫婦からさんざん怒られてようやく離婚届にサインをしてくれました。

 

元夫との結婚はさんざんでしたが、元義両親と元義妹夫婦との縁をつなぐためのものでしょう。元夫とは一生関わりたくありませんが、義母や義妹とは定期的にランチや買い物に行く関係でいたいと思っています。

【取材時期:2024年9月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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