野菜のプロとして話題「青髪のテツ」さんのブロッコリー保存法
今回「ブロッコリーの保存法」を教えてくれたのは、青果部マネージャーとしてスーパーで働く「青髪のテツ」さん。 野菜やくだものの役立つテクニックをXやブログで発信しています。
ブロッコリーを野菜室に入れてる人は今日からやめましょう。
— 青髪のテツ|野菜のプロ (@tetsublogorg) September 3, 2021
○冷蔵室=3週間もつ
☓野菜室=1週間しかもたない
湿度は95%前後が最適なので、袋に入れチルドルームで保存がベスト。
またカサの部分が紫のブロッコリーは『アントシアニンが豊富で糖度が高くおいしい』という特徴があります🥦 pic.twitter.com/v9XptvL0Bj
テツさんの投稿によると、ブロッコリーを野菜室で保存する場合、たったの1週間ほどしかもたないんだとか……!
今回は同じ日にブロッコリーを2つ購入し、一つは野菜室、もう一つはチルド室に入れて1週間保存しました。保存場所が違うだけで、見た目や味はどう変わるのか、さっそく比較開始です!
1週間後のブロッコリーを比較!色がかなり異なる
▲(写真左:野菜室で保存したブロッコリー、写真右:チルド室で保存したブロッコリー)
並べてみると違いが明らかですね。
野菜室で保存したブロッコリーは、全体が黄色っぽくなり、正直食べられなくなる一歩手前まで来ているといった印象。
一方、チルド室で保存したブロッコリーは、若干黄色みが出てきてはいますが、緑色の部分も多く、傷みも気になりません。
ブロッコリーを加熱して食べてみた!
▲(写真左:野菜室で保存したブロッコリー、写真右:チルド室で保存したブロッコリー)
次に、ひと口大に切ってからお湯で茹でてみました。
加熱後の見た目を比較すると、生の状態よりもさらに色味の違いがはっきり出ていますね。
「野菜室のブロッコリー」茹でただけではおいしくない
野菜室で1週間保存したブロッコリーを茹で、マヨネーズをかけてパクリ。
噛んでいくと、ブロッコリー本来の旨味や甘味があまり感じられず、茹でただけではお世辞にもおいしいとは言えません(泣)。
しっかり炒めて濃い目の味付けをすれば、そこまで気にせずに食べられるかも……といった印象です。
「チルド室のブロッコリー」1週間後もみずみずしい
次にチルド室で1週間保存したブロッコリーも茹で、マヨネーズをかけて食べてみます。
嚙むごとにブロッコリーの甘味もしっかり感じられ、みずみずしさも十分残っています。
普段の、買ってすぐに食べるブロッコリーと変わらない味で、とても購入してから7日経っているとは感じられません! シンプルな味付けでもおいしくいただけました。
ブロッコリーの保存はチルド室が正解!
今回2つのブロッコリーを比較して、野菜室とチルド室の保存には劇的な差があることがわかりました。
今まで何の迷いもなく野菜室に入れていたブロッコリーですが、チルド室に保存したほうがしっかりと鮮度が保たれ、おいしくいただけます。鮮度を保持する袋なども売られているので、そちらを活用するなど工夫するとなおよし。
ブロッコリーを保存する際は、チルド室に入れておけば間違いなし! みなさんもぜひ、今日から実践してみてくださいね。