プロポーズはなし…？
付き合って4年の記念日に、彼が都内の高級ホテルの部屋を予約してくれました。普段から結婚を見据えた話もしていたので、私はこの日にプロポーズされるのではないかとワクワクしながら出かけました。
しかし、ホテルに着いて少しゆっくりすると、彼は近場の安い居酒屋に行こうと言い出し、私は拍子抜け。「プロポーズはないのか」と気持ちを切り替え、お酒を楽しみました。
彼にしてやられた！
その後、ホテルの部屋で飲み直すことになり、私がワインを開けようとしたところ、彼が「もう少し待とう」とオロオロ。私はちょっと酔っていたので「早く飲みたい！」と強引にワインを開けたところで、彼が指輪を取り出してプロポーズしてくれたのでした。
実は、居酒屋に行ったのはプロポーズを悟られないためだったよう。いつもは私のほうが一枚上手なため、このサプライズプロポーズにはうれしさもありつつ、「してやられた！」と悔しくもなってしまったのでした。
普段は頼りなく、私が彼をリードすることが多いです。しかし、今回の出来事で、私に内緒で作戦を練るなど策士な一面を見ることができ、「結婚相手として頼りになる！」と彼への信頼度が増したのでした。
著者：鈴木薫／30代女性・結婚6年目の主婦。2人の女の子を育てる母。ミステリーと紅茶が大好物。
イラスト：おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年10月）
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