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「45歳、無資格で転職できる?」ワンオペ子育てでもう限界…アラフィフで決断した転職の結果は

これまで家事・育児・仕事でいっぱいいっぱいだった毎日。ふと、自分の時間がないことに気が付き、思い切って転職をしてみました。なかなか仕事が決まらず焦りもありましたが、いざ転職してみると、自分の時間を作ることで子どもとの接し方や自分の気の持ち方がガラっと変わったのです。アラフィフで思い切って転職してみた自分自身がどう変化したのかについて紹介します。

 

時間も気持ちも余裕がなかった毎日

子どもが幼稚園に入園したのを機に、以前勤めていた職場に声を掛けていただき、事務職として復職することができました。仕事自体は常に多忙ですが、主婦が多く在籍し、休みの融通も利きやすい職場です。しかし、いざ週5日勤務がスタートすると毎日が怒濤(どとう)の日々だったのです!

 

子どもを園に送ってすぐ電車に飛び乗り、始業時間ギリギリで職場に到着。会社のシステムの締め時間に遅れないよう、山のように押し寄せる業務に次々と対応していると、あっという間に終業時間に。またまた電車に飛び乗り、子どもを園まで迎えに行き、その後は習い事の送迎や買い物、家事などをこなして子どもと一緒に就寝、という毎日が続きました。夫が単身赴任だったこともあり、ワンオペでやらなければならないこの生活を送るのはかなりハードです。

 

子どもが小学校に入学してからも、会社からの希望で勤務時間を少し長くしたこともあり、状況は相変わらず。家に帰って子どもの学校の宿題を見なければいけませんが、なかなかすんなりとしようとしません。併せて、会社の配置転換などで仕事内容がさらに複雑になり、また上司が代わって気持ちにも余裕がなくなり、自分の時間も取れない。イライラが募っていくばかりで、子どもにも怒鳴りがちになってしまいました。

 

このままでは自分自身がダメになってしまうし、子どものためにも良くない……。こうして思い切って転職してみようと決めたのです。

 

45歳オーバーの転職活動は大変だった!

頭を抱えるスーツ姿の女性

 

勤務していた会社に退職を申し出たのは、退職希望日の1カ月前。退職が決まってからは、後任の方に仕事の引き継ぎをしたりバタバタしていました。退職後に間を空けずに勤務したいということもあり、引継ぎが落ち着いた退職2週間前から転職活動を開始。

 

しかし、45歳を越えた自分は、大した資格もなく、事務のキャリアぐらいしかない……。パソコンも仕事では使っていたものの、ワードやエクセルの複雑な操作はできず、パワーポイントはほぼ使う機会がなかったため初級程度しか扱えないと、わかってはいましたが自分自身の状況にぼう然。久しぶりのスーツも着慣れず、履歴書や職務経歴書を書くのも久しぶり過ぎて大変でした。以前登録していた派遣会社のサイトで仕事の応募もしてみましたが、人気案件ばかりで音沙汰がありません。

 

希望としては、子どもが学校に行っている間に勤務できる時間帯で、週4日程度の事務職という条件でしたが、希望条件の求人は「30代ママ活躍中!」というような文字が目立ちます。もう希望条件の仕事では復職は無理なのでは……と自信がなくなってしまいましたが、独身のときに少し経理の経験があったことから、経理関係の仕事に絞って仕事を探したところ、小さな会社ですが、未経験歓迎! の経理事務に採用されました。

 

しかし、いざ出勤してみると、パートを採用するのは私が初めてということで、勤務する環境がほとんど整えられていません。また、社長1人のみの会社だったため、突然「来週から1週間旅行に行くからお休みでお願いします」「明日ゴルフの予定が入ったのでお休みして」と、勤務を減らされてしまうことがしばしば。仕事面でも不安が多く、これから先のことを考え、この会社は早々に退職することにしました。

 

あぁ、もうこの年齢での転職は厳しいかも……と退職を後悔していた毎日でしたが、ダメ元でいくつか応募していた会社の1つから、時短の事務職での採用の連絡をいただきました。

 

 

時間の余裕が増えて心にも余裕が生まれた

屈んでいる笑顔の女性

 

今回採用の連絡をいただいた会社は、新たにスタートする事業の部署で、ある程度事務のキャリアのある人を探していたとのこと。職務経歴などを見て、当初より時給もアップしていただき、オープニングスタッフとして採用されました。社員の人から細やかな指導や指示があり、大変仕事がしやすい環境で、すぐに慣れることができました。

 

また、社長に私と同世代の子どもがいるということで、前職の退職理由や現在の状況(夫が単身赴任中であること)を正直に話したところ、勤務時間や勤務日においても融通を利かせてもらうことができ、やっと自分の時間が取れるようになったのです。

 

時間に余裕ができたことで、久しぶりにひとりでゆっくりとランチに行くことができたり、買い物をする時間も取れるように! また、たまっていたイライラやストレスがかなり解消され、子どもにも以前より余裕を持って接することができています。

 

これまでは子どもが学校の代休の日であっても、繁忙期は必ず出勤しなければいけませんでした。今は子どもの都合に合わせてお休みを取ることができるようになり、子どもと遊びに行ったりすることもできて、子どももとても喜んでくれています。

 

また自分の時間が取れることで、自分磨きをする時間も増え、本を読んだり、最新のメイクやファッションをチェックしたりする機会もできたので、気持ちもポジティブになった気がします。

 

まとめ

仕事探しは大変だったものの、思い切ってよかったと思えた今回の転職。45歳を過ぎてほとんど資格もなく、自分自身に自信を失いかけていましたが、いい会社に出合い、毎日楽しく仕事ができていることに感謝し、本当に転職してよかったと思えました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:江口 りん子/40代女性・1児の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)

 

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