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「もう耐えられない…」男尊女卑な夫との苦しい日々。子どもの独立を待っていた理由は【体験談】

私の結婚生活を振り返ってみると、まるで嵐の中を航海してきたかのようでした。夫は1人っ子で、両親にとても大切に育てられたようでした。夫自身は甘やかされて育ったという自覚はないと言っていましたが、結婚してから見ると、少し世間知らずな面があったのかもしれません。

 

時代錯誤な考えの夫

例えば、夫は食事の後、自分の使った食器を下げるという習慣すらありませんでした。社会人になってからも、会社を休むときは母親に電話してもらっていたのです。

 

対する私は、姉と2人姉妹。両親は共働きで、いつも忙しくしていました。母は商社の物流部門で、帰宅が22時を過ぎることもしょっちゅう。父は夜勤もありました。そんな環境だったので、私たち姉妹は料理は得意ではありませんでしたが、家事は自然と手伝うように。父も母の大変さを理解していて、洗濯や買い物、掃除も率先してやってくれていました。

 

結婚して、夫の家庭と私の家庭はまるで正反対だったことに気付き、驚きの連続でした。私がパートでフルタイム勤務をしたり、休日出勤をしたりしても、家事を手伝ってくれることはほとんどありませんでした。

 

自分と育ってきた環境の違いを痛感

夫からは、「大半の生活費を稼いでいるのは俺だ」「他の家庭の奥さんたちは家事と仕事の両立をしているのに何でできないんだ」と責められるばかり。お願いして話し合おうとしたときに、一度だけですが、暴力を振るわれたこともありました。

 

子どもたちのことを考えると、どうしても離婚に踏み切れませんでした。でも、このままではいけないと思い、自分で収入を得るための勉強を始めました。少しずつですが、稼げるようになってきたのは、あのころの私にとって大きな自信になりました。

 

 

熟年離婚を計画中

夫の男尊女卑的な考え方には、本当に長い間、耐えてきました。子どもたちも無事に社会人になり、やっと自分のことを考える余裕ができた今、熟年離婚の準備を始めようと思っています。長年、ないがしろにされてきたので、夫の両親が亡くなり、1人っ子の夫に身寄りがなくなったとき、夫が最もつらいときに離婚を切り出そうと考えています。

 

この結婚は、たしかに苦労の連続でした。思いやりのない人と暮らすことが、どれほど大変か、身をもって知りました。もっと早く決断すべきだったのかもしれません。でも、収入の当てもないまま、子どもたちを路頭に迷わせるわけにはいきませんでした。時間はかかりましたが、十分な準備期間を持てたと思っています。

 

まとめ

この結婚は失敗だったのかもしれません。でも、これからの人生は、私自身の手で幸せにしたいです。もし機会があれば、再婚も考えてみたいと思っています。前を向いて、新しい一歩を踏み出そうと思っています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:重茂とも子/50代女性・パート

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

 

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