長女の仮病?に戸惑い…
その日の長女は「おなかが痛い」というわりには普段通りにテレビを見たり、ごはんを食べていたりしたので、おそらく痛みはなく、「保育園に行きたくないだけ」というのがすぐにわかりました。
休ませてあげるべきなのか悩みましたが、ここで休ませたらまた明日も休むかもしれないと思い、私はとりあえず行く方向で話を進めることに。
行きたくない本当の理由は?
長女に「本当はおなかが痛いんじゃなくて、保育園が嫌なの?」と抱っこをしながら聞いてみると、やはり腹痛ではなく、「お迎え時に仲良しの子がみんな先に帰ってしまうこと」が行きたくない理由だったようです。
しかし私の職場も人手不足で、急病でもない限り休みにくい状況。仕方なく、「お母さん、今日はお仕事をすぐ終わらせて迎えに行くから、頑張って行こう!」と話すと、長女は泣きながら保育園へ行きました。
送ったとき先生に事情を話し、少し気にかけていただけるようお願いして私は仕事へ。
長女の保育園は、通っている子によって15時ごろ帰る子が半分、17時ごろ帰る子が半分と時間帯が違います。長女の気持ちもわかるので、私は休ませてあげたい気持ちと体調不良でもないのに休ませられないという気持ちとで悩んでしまい、仕事中も気になり本当に行かせて大丈夫だったかなと心配でした。
先生の言葉「まだまだ3歳」
お迎えのとき、朝に事情を伝えた先生から、長女が保育園に行きたがらずぐずることは珍しいので「何かありましたか?」と聞かれ、長女が言っていた話をしました。
すると先生は、「まだまだ3歳。嫌なこともあるかもしれないけど、お母さんが動揺せずに『いってらっしゃい』ってしてあげれば大丈夫ですよ。だって、子どものためにはお仕事しないとね」と言ってくれました。
信頼できる先生の言葉に、私はホッと安堵の気持ちに。帰宅後、「保育園どうだった?」と聞くと、「楽しかったよ。先生がやさしくしてくれて、お友だちと塗り絵したよ」と笑顔で話してくれた長女。
朝の発言でかなり動揺しましたが、次の日は意外にもあっさり登園することができて安心しました。
少し心配性の私は「保育園に行きたくない」と言われて戸惑いましたが、子ども心にもいろいろな気持ちの波があって、保育園という社会の中で頑張ってくれているのだなと感じました。先生の言う通りあまり深刻になりすぎず、今後も子どもの気持ちを聞きながら関わっていこうと思います。
著者:小嶋みほ/30代女性。2019年生まれの女の子と2021年生まれの男の子のママ。6年間の医療事務経験を経て、現在は看護師8年目です。ワーキングママとして日々奮闘中。
作画:ぐら子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)