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天気が荒れると体の調子も雨模様に…意外な原因とは【体験談】

熱なしせきなし鼻水なし。40代に入ってから、風邪の症状はまったくないのに体が不調という日が増えました。とは言っても不調は天気が悪いとき限定で、普段はケロッとしています。症状も軽いと言えば軽いのかもしれません。それでも、「もう40代だし悪化したりしないだろうか」と気になりだし、病院に行くことを検討したけれど……という体験談です。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師高島雅之先生

日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2006年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。『宇都宮睡眠呼吸センター』を併設し睡眠医療にも携わる。
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思い出したのはあの病気

私の場合、不調と言えば全身の倦怠感。天気が悪いからと毎回ではなく、熱やせきといった風邪症状もありませんが、体がダルくてダルくてたまらず動きが鈍くなってしまうのです。

 

特に台風が接近中! とテレビで報道されているときは、体が重くて自分が亀になってしまったかと思うほど。それなのに台風が明けて空からさんさんと太陽が降り注ぐと、それまでのダルさがうそのように体が軽くなりすっかり元気になるのです。

 

倦怠感だけなのであまり気にせずにいましたが、40代に入ってからその頻度が増えてきたので、病院に行こうか迷うようになりました。しかし、そこでふと実は若いころにも同じように天気が悪いときに限って頭痛などの不調があったことを思い出したのです。当時、内科医に相談し、言われたことは「天気痛(気象病)」でした。仕事を退職した後は長らく治まっていたのと、その後育児に追われていたこともあり、すっかり忘れていたのでした。

 

改めてネットや書籍を調べてみると、天気痛と言われる症状と私の症状は重なるところが多くありました。天気痛は若い女性に多いですが、40代になっても現れるそうです。

 

人によって症状はさまざま

天気痛は、めまいや頭痛など人によってさまざまな不調の症状が起こるのだとか。私の場合、若いころの主な症状は頭痛で、今回は倦怠感でした。「病」と入ってはいますが、内科医監修の書籍によると正式な病名ではなく、病院で検査をしても異常が認められないことが多いため「そもそも病気ではない」と医師によっては理解されにくいこともあるそう。症状が重くても天気とともに回復するケースが多いことも、病名ではないとされる一因のようです。

 

私の場合も、天気が回復すると体の不調が治ります。私は今43歳なので年齢的に更年期かなとも思ったのですが、天気に左右されるということはやはり天気痛の可能性が高いと思っています。

 

ちなみに、若いころ天気痛と言われたとき私は夜勤のある仕事に就いており、内科医は「夜勤の影響で自律神経が乱れていることも天気痛の原因だろう」と言っていました。書籍にも「自律神経が乱れると気象変化に合わせて体をうまく調節できなくなり天気痛につながる。病院の受診や漢方薬の服用なども考慮しつつ、症状に合わせたセルフケアを続けることが対策になる」とありました。そこで、私もなるべく自律神経を整えるよう努めることにしました。

 

 

リラックスしてセルフケア

まず私が心掛けたことは早起きです。子どもの世話や家事などで早寝はなかなか難しかったのですが、早起きはできるだけ実践。余裕のある時間に起きてゆっくり陽の光を浴びると1日を活動するための気力がわくようでした。書籍には「自律神経を整えるため、日中に太陽の光を浴びて体内ホルモンのセロトニンを増やすことも大切」とあったので、このまま早起きを続けたいと思っています。

 

また、食事面で体内のセロトニン合成を助ける大豆製品や乳製品、ビタミン類、ミネラルもしっかりとるように心がけました。特に、バナナやヨーグルトは忙しい朝でも用意が簡単で続けやすいです。

 

さらに、質の良い睡眠を意識することも大切だということで、今は子育中で自分のリズムで就寝するのは難しいのですが、ゆくゆくは入浴後90分以内には眠るようにしたいです。38度から40度のお湯にゆっくりと浸かり、上がった体温が下がり始める入浴後90分くらいに眠るようにすると体の眠りのスイッチが入りやすく質の良い睡眠につながるそうです。

 

セルフケアを始めたばかりなので悪天候で体調が崩れないかまだわかりませんが、取り組みやすいことから習慣として続けることはできるかなと感じました。

 

まとめ

異常気象の増加など気象の面と、スマホの使い過ぎによる姿勢の悪化などの生活習慣の面で、天気痛に悩む人が増えたと書籍にありました。私の場合、今は軽い症状なので、取り組みやすいセルフケアから続けて、なるべく天気痛の予防に励んでいきたいです。40代に入ってからは、ただでさえ美容や健康の面で若いころとの違いを感じることが増えてきているので、天気痛だけでも自力で抑えることができたら良いなと思います。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:岡野鈴/映画好きな在宅ワーカー。40代になって最初の変化は、涙もろくなったこと。夫と2人の子どもと、3人暮らし。なんでもない平凡な1日が暮らせたら、それだけで感謝。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

 

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