結婚後、モラハラな言動が目立ちだした夫は、家事を丸投げして夜には無理やり行為に及ぶようになります。カスミさんは夫の行為がモラハラだと認識していますが、金銭的な不安から夫と離れられずにいました。
あるとき、母親が交通事故に遭い、モモナちゃんのお迎えを夫に任せて病院へ。帰宅すると、モモナちゃんは足を怪我して泣き叫んでいました。夫は、笑いながら「自転車に巻き込んだかも」と言い、責任逃れをしようとするだけ。結局、カスミさんがモモナちゃんをすぐに病院へ連れて行き、入院することに。
病院に連れて行きもせず、自分の空腹を満たすためにカスミさんを呼び戻そうとしていた夫。ついに我慢が限界に達し愛想をつかしたカスミさんは、モモナちゃんが退院すると同時に家を出て行きました。
突然の事態に苛立つ夫は、日々をやり過ごしながら最近あった出来事を振り返ります。
「他責思考」なのはどっち?
「夕飯まだ?」
夫はスマホを眺めながら、帰りが遅くなったカスミさんに晩ごはんを要求。
カスミさんのおかずまで残すことなく平らげ、「気をつかっておつまみの数に文句は言わなかったし、簡単なものをリクエストして負担を減らしてやった」と自分にまったく非はないと思っている様子。
さらに、発熱したモモナちゃんの様子を見ると言った日、カスミさんの話をろくに聞いておらず、具合の悪いモモナちゃんに唐揚げを食べさせ、嘔吐させたときのこと。
カスミさんに指摘された夫は逆ギレ!
「聞いてねぇし。人に面倒任せておいてその言い方はねぇんじゃねえの?」
「娘の風邪はカスミのせいだろ。どこまでも他責思考だな」
と機嫌を損ね、すべてをカスミさんのせいにしたのでした。
すべてが自分中心で、家族を思いやる気持ちが欠けている夫。しかし、自分が悪いとは一切思っておらず、カスミさんが出て行った理由がわからない様子。
とても身近な存在ではありますが、家族もひとつのコミュニティです。相手を思いやる気持ちがなければ、関係を保つことは難しいでしょう。損得勘定をもとにした行動や恩着せがましい態度を控えることで、家族とのコミュニケーションがとりやすくなるかもしれませんね。
しろみさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。