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「理由は聞かないの?」週末のたび実家に帰る私→留守中、子どもを放って外出する夫に失望した結果、私は?

わが家では私が外で働き、夫が専業主夫をしています。小学校に上がったばかりの息子と幼稚園に通う娘のことは、夫が中心になって面倒を見てくれていますが、私も平日の夜や週末は、家事や育児を積極的にしているのですが……。

私は平日24時間体制で稼働する夫に感謝し、週末は自由時間を過ごしてもらうことにしています。

 

しかし、このごろは私が週末実家に行く用事ができ、夫に負担がかかっている様子。ストレスがかなりたまっているようです。

 

毎週末、実家へ通う私

初めのうちは、土日だけ泊まりで実家に通っていたのですが、そのうち金曜の夜から2泊3日で通うことになった私。それが続くと、どうしても週末に休みがほしいと夫は主張し始めました。ひどくイライラして、自分にも約束がある、絶対に行けるように必ず帰ってきてと、強くせがまれるときも……。

 

ある日、さすがに我慢の限界だとブチ切れた夫。それに対し、私は謝りましたが……。
 

「実家に行ってくる」

性懲りもなく実家に帰ると言う私に、夫は怒り心頭。
 

「また?!」
「家族をないがしろにして実家に帰るのはおかしいよ」

 

私が実家に通う理由、それは…

私は今まで、夫には「実家に呼ばれている」としか伝えていませんでした。あまり私の実家に行きたがらない夫。自分も一緒に行くという選択肢がないため、理由も特に聞いてこなかったのです。しかし、週末に私が実家へ行ってしまうと、家事や育児をすべて夫が担当しなければなりません。我慢の限界だと言う今くらい、私が実家に帰る理由を詳しく聞いたらいいのに……。


「理由は聞かないの?」
私は尋ねると夫は、「お前が子どもの世話をするのが面倒だからだろ」と決めつけてきました。不倫をしている分際でよくそんなことが言えたものです。私が週末家を留守にする理由は、夫の不倫を止めたかったからです。

 

これまで夫は、私が家事育児をひとりで担当する週末に、不倫相手と真っ昼間から情事にふけっていたのです。偶然その証拠をつかんだ私は、どうしたら夫の愛が私へ戻るか、ずっと考えていました。その結果、夫から自由な時間を取り上げることを思いついたのです。

 

これなら自然と別れるだろうと思いましたが、私の考えが甘く、夫はまさかの行動に。何週も私の留守が続くと、なんと夫は、子どもたちを放って外出するようになったのです。子どもたちの面倒を見ず、昼食用のパンを置いて出かけ、夜になって帰宅していました。

 

私はこっそり仕掛けたカメラで実家から様子を見ていたので、そんなときは慌てて帰宅し、子どもたちの面倒を見ました。子どもには内緒にするように言い、見つからないよう、夫が帰宅する前に再び実家へ戻っていたのです。

 

都合のいい夫に失望

私へだけならまだしも、子どもたちへも愛がないのなら、この生活にはもう終止符を打つべきだと確信した私は、離婚を切り出しました。夫は不倫がバレても言い訳せず、それどころか自分は愛に生きると宣言し、離婚に賛成。子どもたちの親権も、あっさり私に。すぐに離婚届を記入して、夫は家を出て行きました。

 

しかし、あれだけ強気で出て行った人が、すぐに猫なで声ですり寄ってくるとは……。話がしたいと連絡してきた夫は、私たちが実家の近くに引っ越すと知ると、息子が転校しなければならないのはかわいそうだと言ってきます。そうしなければならない原因を作った人が、よく言います。

 

それに、引っ越しが息子を救うことに、夫は気づいていません。実は、夫の不倫は保護者の中でも有名な話。夫がよく利用していたビジネスホテルで働いている保護者がいて、あっという間に噂が広まりました。その影響は子どもたちにも広がり、息子は学校でいじめられるようになっていたのです。

 

それを知って、噂を流した保護者を批判する夫。そもそも、噂されてしまうことをした夫が悪いのに、まるで被害者のような言い分。本当にあきれます。さらに、一緒に引っ越そうと提案してきた夫。家庭内別居でもいい、自分を家政夫のように扱ってもいいと、泣きついてきました。子どもたちに会えないのが寂しいと言いますが、単純に不倫相手に捨てられたことが理由なのです。

 

夫は私と一緒でなければダメだと気づいたと言いますが、私は夫と一緒ではダメだと気づいたのです。子どもたちより不倫相手を選んだ夫の元へ、戻る気はありません。これからは私ひとりで、子どもたちを立派に育てます。

 

◇ ◇ ◇

 

離婚や親権の放棄といった、自分だけでなく家族の人生まで左右する重要な決断は、いっときの感情に任せて簡単にすべきことではありません。不倫を止めようとしてくれていた段階で、反省し態度を改めることができれば、どれほど良かったでしょう。もう後悔しても家族を取り戻すことはできませんが、しっかりと反省し、今後は子どもたちに恥じない生き方をしてくれると良いですね。

 

【取材時期:2024年11月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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