大好きな彼との初めての外泊
ある日、彼から「小旅行に行かないか?」と誘われました。でも、私の家は厳しくて、どうしようかと悩みました。そこで思いついたのが、友だちとグループ旅行に行くとウソをつくこと。6人の女友だちと出かけると言って、こっそり彼と2人だけの旅行に出かけました。
バイクの後ろに乗りながら、私はドキドキしていました。彼のことが本当に好きだったし、それに初めての体験になるかもしれない、という期待と不安が入り混じっていたからです。「どうしよう、彼がリードしてくれるよね?」。そんなことばかりを考えていて、景色が目に入らないほどでした。
キャンプ場で初体験
着いた先はキャンプ場でした。アウトドアでロマンティックな雰囲気になるのかな? と少し不安もありましたが、彼はテントを張り、火を起こして料理を始めました。2人で小さな椅子に座り、毛布をかけてたき火を眺めていると、なんだかとてもロマンティックに感じました。彼の手料理を食べながらビールを飲んで、一緒に過ごす時間が心地良く、私はすっかり幸せな気分になっていました。
でも、夜が深まると「寒くなったからテントに入ろう」と彼が誘ってきました。いよいよその時が来るのか、と私は期待と緊張で胸がいっぱいでした。テントの中で、やわらかな光に包まれながら、私は目を閉じて彼に身を委ねました。
信じられない彼の言動に号泣
ところが、突然彼が小さな声で「おかしいな、こんなはずじゃないのに」とつぶやき始めたのです。私は何が起きているのかわからず、ただ痛みを感じていました。「どうしたの?」と私が聞くと、彼は「お前に魅力がないからだ」と信じられない言葉を投げつけてきたのです。その言葉にショックを受け、泣きながらテントを飛び出した私は、ひとりで帰るしかありませんでした。
その夜の出来事は、私にとってとてもつらいものでした。初めての経験だったこともあり、私も緊張していました。でも、それ以上にお酒が入っていたとはいえ、あんなひどい言葉を平気で言える人と付き合っていたことに気付き、私は自分が男を見る目がないんじゃないか、と悩むようになりました。しばらくの間、男性に対して不信感を抱くようになりました。
まとめ
それからは、誠実で私を尊重してくれる人と付き合おうと決めました。自分を大切にすることを忘れずに、少しずつ前に進もうと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山下莉々/50代女性・契約社員
イラスト/きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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