夫が幼稚園へモモナちゃんのお迎えに行った日、カスミさんが帰宅するとモモナちゃんは足が血まみれの状態で泣き叫んでいました。
夫は笑いながら「自転車で足を巻き込んだかも」と話します。病院へ連れて行きもせず、自分の都合ばかり主張する夫に愛想をつかしたカスミさんは、モモナちゃんの退院と同時に家を出て行きました。
自分に非がないと思っている夫は、上司へ相談。「モラハラ」という言葉を耳にし、モラハラの当事者会へ参加します。そこでは、最近離婚した人が「妻に対する自分の態度がモラハラだった」と打ち明けていました。
夫は、自分がカスミさんにしていたことと同じような体験談を聞き、「え、それ俺もやってた……」と衝撃を受けます。
続いて、高学歴かつ大手企業に勤務している人の体験談が語られ始め……。
世間体を考えたモラハラ夫の決断
※鬱憤(うっぷん)
「仕事での鬱憤(うっぷん)を妻にぶつけて晴らしていた」
そんな彼は、音信不通の妻から離婚を迫られているとのこと。
自分とよく似た体験談を聞いた夫は、自分がモラハラだと認めることを躊躇しつつも、離婚となった場合の世間体を考慮して、モラハラ改善プログラムへの参加を決めたのでした。
夫は、モラハラの何がいけないのかまでは完全に理解していないよう。
本当に妻を大切に想っているのなら、妻を傷つけていたことにショックを受けて、改善したいと考えるのではないでしょうか。ここで「世間体」を考えているのは、まだ考えが甘いようですね。
今はモラハラの知識を深めて、本当に家族を思いやる気持ちが抱けるのか、自分のどこが良くなかったのかしっかり考えたうえで、どう行動するか決断する必要があるかもしれませんね。
しろみさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。