ある日、夫は幼稚園のお迎えの際、自転車にモモナちゃんの足を巻き込んでけがを負わせました。病院へ連れて行きもせず、入院するモモナちゃんを置いてご飯を作りに戻ってこいと指示した夫に愛想をつかしたカスミさんは、家を出ました。
自分に非がないと思っている夫は、上司に相談。すると「モラハラ」という言葉を耳にします。試しに参加したモラハラ当事者の会では、自分がカスミさんにしていたことと同じような体験談の数々が語られました。
世間体を考えた夫は、モラハラ改善プログラムへの参加を決めました。
妻が家出して以降、当てつけのためにわざとしていなかった家事にも取りかかりますが……。
身をもって妻の苦労を体感した夫
ゴミ出し、洗濯、料理、お皿洗い……。
いままでどれも妻がやって当然と思っていた家事。何ひとつ思い通りに進みません。
「カスミは育児をやりながら、こんな大変なことを毎日黙ってやってたんだ」
夫は、ひとりで家事と育児をこなしていたカスミさんの大変さをようやく理解し、自分の愚かさに涙したのでした。
毎日やるべきことでありながら、お金がもらえるわけでもない家事。いつもパートナーにやってもらっていると、いつの間にかそれが当たり前と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、家族は最も身近な生活コミュニティです。家事はできることを自分でする意識を常に持ち、やってもらったときには感謝の気持ちを示すことは忘れないでおきたいものですね。
しろみさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。