久しぶりに行った歯医者
子どもは歯が生えそろったときから定期的に歯科検診に行っているものの、自分自身はなかなか行くことができませんでした。ところが歯がしみて痛みを感じるようになってきて、産前から歯医者に行くことができていなかったこともあり、久しぶりに自分も診てもらおうと思うように。せっかくなので夫と2人で数年ぶりに歯科検診を受けることにしました。
久しぶりの検診ということで、CT撮影をして口の中を見てから、詳しく歯を診てみましょうという流れに。その結果、私は大きい虫歯が3本、虫歯予備軍の歯が7本あるということでした。以前から冷たい水などを飲むとしみて痛かった歯は、虫歯がかなり深いため、すぐに治療したほうがいいということになり、見つかった虫歯3本はそのまま治療することに。
歯科衛生士さんからは、虫歯予備軍の歯も治療したほうがいいと言われましが、先生が言うには、急いで治療するほどでもないとのこと。定期検診で様子を見てぼちぼち治療していきましょうとなりました。
夫は大きい虫歯が1本、虫歯予備軍の歯が4本。昔、たばこを吸っていて歯の裏にヤニがこびりついて黒くなっていることから、虫歯の治療とクリーニングをすることになりました。
忙しくてその後の歯科検診に行けず
私の治療は、1カ月ほどで終わりました。その後、3カ月ごとに検診に行くことになりましたが、小さい子どもがいるとなかなか予定通りに行きません。検診の日に子どもが風邪をひいてしまい、日を延期したものの、次の予約日にもまた体調を崩し……といった感じで、結局検診に行きそびれてしまいました。
虫歯予備軍の歯は、あくまでもCT撮影をして影が映っただけで必ず虫歯になるというわけではないので、歯がしみたりすることがなければ急いで治療する必要はない、ということのようです。治療した歯もその後は特に痛みもないため、急いで検診に行くこともないかなと、後日時間のあるときにでも行こうということにしたのです。
そして夫は歯の治療後に単身赴任が決まったため、定期検診に行くことができず、家に帰って来たときに時間が合えば行こうかな、ぐらいに考えていました。
歯医者からの年賀状を見てびっくり
久しぶりの検診は夏のことで、歯の治療後は検診に行っていませんが、その翌年のお正月、私と夫それぞれに歯医者から年賀状が届いていました。
「検診に行っていないからまた行かなきゃね」と夫と話しながら年賀状を見ると、なんと文面に「(名前)さん! 上右8のCO(初期虫歯)が1本、5と6に虫歯疑い……」と、治療したほうがいい歯が歯科衛生士さんの手書きでずらっと書かれているのです! また「これだけ虫歯予備軍があります! すぐ治療が必要です!」とまでも! 夫の年賀状にも同様のことが書かれており、2人で「普通、年賀状に検診結果を書く?!」とびっくりしてしまいました。
歯科医の先生は内容をチェックしている様子はなさそうで、歯科衛生士さんが善意で書いてくれているのだと思いました。しかし、さすがにこれは書いてはいけない個人情報なのでは、と年明けすぐ歯医者にクレームの電話をしたところ、検診をした歯科衛生士が書いたと思われますと、電話に出たスタッフの方から平謝りされました。
非常識な年賀状に、別の歯医者に変えることも考えました。しかし、腕がいいので夫婦で長年通っている歯医者であり、今さら変えるのも面倒だということもあり、そのまま通い続けることにしました。歯医者に行った際に年賀状を持参すると、先生からも丁重に謝罪を受けました。
まとめ
今回の年賀状の文面は、私たちのことを思ってのことかもしれません。しかし、さすがに検診結果を書くのは他人の目に触れさせてはいけない個人情報に当たるのでやりすぎではないか? と、新年早々あぜんとなった出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:江口 りん子/40代女性・1児の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
イラスト/きびのあやとら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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