【満場一致不合格】無印の香味野菜とポルペッティ
- 商品名:煮込んでつくるスープパスタの素 香味野菜とポルペッティ
- 価格:350円(税込)
- 重量(内容量):140g
- エネルギー:96kcal
番組で「イタリアの家庭料理の味を楽しめる、無印良品の自信作」と紹介されていた新商品、スープパスタの素です。
ポルペッティとはイタリア風肉団子のこと。無印良品では鶏と豚の合い挽き肉を使用し、あっさりしつつも肉感を楽しめるように仕上げているそうです。
セロリ、玉ねぎ、ニンジンといった香味野菜のペーストに3種類のハーブを加えた、現地イタリアのお母さんの味をお手本にした商品。
開発担当者さんは「ソースをかけるだけでない、スープパスタの美味しさを知ってもらいたい」と意気込んでいました。
この商品には無印良品で販売されている「ショートパスタ コンキリエ(290円 税込)を合わせるのがおすすめなのだとか。
貝殻状でくぼみがあるため、スープが麺に絡みやすいそうです。
番組でバナナマンの日村勇紀さんは「優しい味」、ギャル曾根さんは「めっちゃ美味しい!パスタがすっごい合う」とコメント。
どんな味がするのでしょうか。
【無印良品】香味野菜とポルペッティの作り方
小鍋にスープパスタの素1袋と水350mlを入れて、軽く混ぜてから火にかけます。コンキリエの記載通り、12分間ぐつぐつ煮込んで完成です。
【実食】たっぷり優しい味わいだけど……!?
写真は2/3量で、普段使っているスープ皿にはすべて入りませんでした。1人分にしては少し多いかなという印象。
香草やハーブの香りがふわっとただよい、我が家の家庭料理にはない雰囲気です。
スープ自体に少しとろみがついていて、ほっこり優しい味わい。チキンベースのコクとともに、野菜の旨みが染み渡ります。
肉団子はやわらかで、噛むとスープがじゅわり。貝殻状のパスタを食べれば、自然とスープが味わえる設計です。
しかし、気になったのは塩味の強さとパスタのかたさ。やや味が濃いうえに、規定の分数煮込んだのにも関わらず、まだ芯がある気がしました。
こちらについては超一流料理人も指摘。「水分が出るキノコとかを入れたら、ちょうどいい感じ」と言っていたので、少しアレンジしてみることにしました。
野菜やキノコを加えるのがおすすめ
しめじと水菜、水を50ml加えて、さらに5分加熱。
すると、塩味がほどよく美味しく食べられる塩梅になりました。味を見ながら作った方が良いかもしれません。
パスタもちょうどよいかたさに煮えましたが、もっと煮込んでやわらかくすると、スープと馴染みが良さそう。
具だくさんになって食べごたえもアップ、もっと美味しくなりました。
番組で開発担当者さんは「家庭でも冷蔵庫で余っている野菜を入れてほしい」と言っていたので、野菜を入れる前提で作られているのかもしれません。
個人的にレトルトパウチ商品を使うのは、手早く作って洗い物もしたくないときなので、少し手間だと感じました。
けれども、家ではなかなか作れない味で、具材を増やせば2人分くらいにはなりそう。鍋の素のような感覚で作る分にはおすすめです。
・リアル友人におすすめできるか度★★★☆☆
理由:煮込んで作るスープパスタは他ではあまり見かけないし、具材を入れれば十分に楽しめる。
無印良品でチャレンジしてみて
一流料理人から「消費者に味を委ね過ぎている」と辛辣なコメントもあった商品。
確かに、あたためるだけで出来上がる商品ではないですが、それはそれで調整する楽しさもあります。ぜひ、味わってみてくださいね。