急なお別れに悲しむ姪
お盆の時期、夏休みを利用して姪が私の実家に、いとこたちは実家近くの父方の叔父叔母の家へ帰省していました。そんな中で、私の父は突然この世を去ったのです。
当時、1歳になっていなかった長男は状況をよく理解できていない様子でしたが、じいちゃんが大好きだった5歳の姪はとても落ち込み、「じいちゃんに会えないなら、じいちゃんのことを忘れたい」とまで口にしていました。
父の姿が見えている…!?
お葬式が終わり、一段落したころのこと。長男が急に実家の階段の上を指さして、「じいじ! じいじ!」と、まるで生前の父を見つけたときと同じように呼びました。しかし、私が確認しても、そこには誰の姿もありません。
また別の日には、実家に滞在していた姪が体調を崩し、夜なかなか眠れずにいたのですが、ふと眠りについた翌朝、こんな話をしてくれました。
「枕元にじいちゃんが来て、ニコッて笑って、あの写真(遺影)に戻ったんだよ!」。
さらに、実家で子どもたちの日常の様子を動画で撮っていた際、まるで一緒に遊んでいるかのように、子どもたちのまわりにオーブが映ることもありました。
私自身には霊感はありませんが、父が亡くなって数日たったある夜、自宅で寝ていた私の夢に父が現れました。
「亡くなるとき、最後まで声をかけてくれていたの、全部聞こえてたよ。ありがとう」
父はそう語ってくれたのです。そのとき、父は亡くなっても、私たち家族をずっと見守ってくれているのだと強く感じました。
今では子どもたちも成長し、じいちゃんの幻を見た話などを語ることはなくなりましたが、きっと今もどこかで私たちを見守ってくれている――そう信じています。
著者:佐々木 しおり/30代女性。2018年と2022年生まれの男の子のママ。長男とKPOPの推し活中。自然に囲まれながらの育児を楽しんでいる。
イラスト:あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)