まさか…このためだったなんて!
ある冬のこと。突然、彼が「深夜帯の工場アルバイトに入る」と言い始めました。「突然どうして?」という不安はありましたが、理由は聞けず……。「何かお金が必要なのだろう」と思い、私は頑張る彼を支えることに。彼が帰ってくる早朝に、あたたかいスープを作って駅までお迎えに行く日々を送りました。バイトは相当ハードだったようで、「こんなつらいバイトは嫌だ。二度と行かない」と漏らしていた彼。よほど大変だったのだと思います。
そんな中で、クリスマスを迎えました。彼と一緒に過ごしていると……なんと彼から指輪を渡されて……。
実は、彼が必死に深夜のバイトをしていたのは、クリスマスプレゼントとして私に指輪を渡してくれるためだったのです。そんなに無理しなくてもいいのにとは思いながらも、とても大切にされているんだなと実感し、うれしくなったエピソードでした。
「指輪のために深夜バイトに行ってたの?」と聞いたら、照れくさそうに「まあそれだけでもなくて、ホントにお金がなかっただけだよ」と彼。私が罪悪感を抱かなくていいように言葉を選んでくれたのだなと思います。真面目で誠実な彼とお付き合いできてよかったですし、彼の気持ちがうれしかったです。
著者:桜田はなか/20代女性・東京在住の大学生。彼氏とは付き合って3年。
イラスト:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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