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「離婚した元カノを慰めたいから明日祝おう」娘の誕生日会をドタキャンする夫⇒私「一生飲んでて」私の決意と夫の末路

5歳の娘との約束をドタキャンするようになった夫。「友だちの飲み会」と言っていましたが、実際は元カノと会っていたのです……。

最初のうちは「友だちを放っておけないだろ!」「地元の友だちも俺にとっては家族と同じように大事なんだ!」と言っていた夫。しかし、ある晩、夫の携帯電話から私に女性から電話がかかってきたのです……。

 

宣戦布告

その日も、夫は「地元の友だちと飲みに行く」と言って出かけていました。翌日は娘と動物園に行く約束をしているというのに、「離婚したばかりの友だちがいて、みんなで慰めててさ……。俺だけ抜けるわけにはいかないだろ?」と言ってなかなか帰ってきません。

 

そして、その翌日――。

 

結局夫は帰ってきませんでした。落ち込む娘を慰めていた私のもとに、夫からの電話が。

 

出てみると、女性の声。「こんにちは!彼の奥さんですよね?」「突然すみません、私、彼の元カノです」と言うではありませんか。

 

 

「昨日から今日まで、本当にごめんなさい~!」「私ったら、ずっと彼のこと借りちゃって!」「離婚したばっかりで落ち込んでたのを、彼がずっとやさしく慰めてくれたんです!」

 

夫が話していた「離婚した友だち」のことを、勝手に男友だちだと思い込んでいた私は驚きました。

 

「そのまま結局、私と彼の2人で朝まで飲んじゃって!」「なんだったら彼、今は酔いつぶれて私の家で寝てますし」「今日は家族みんなで動物園の予定だったとか……。そんな大事な予定をつぶしちゃって、本当にごめんなさいね~?」

 

言葉では謝っていても、まったく反省の気持ちが見えない元カノ。私はため息をついて、「家族の予定を蔑ろにして、夫としてはダメダメですけど……。でもあなたの気持ちが晴れたならよかったです」と言いました。

 

すると、元カノは「こんないい男なかなかいないし、奥さんは本当に幸せ者よ~!」「だから、彼のこと、あまり怒らないであげてね?」「彼が起きたら、ちゃんと奥さんたちに謝るように言っておくから!」と言って、電話を切ったのです。

 

 

結局、夫が帰ってきたのはその日の晩でした。元カノから電話があったことを知るやいなや、夫は平謝り。

 

「娘とのお出かけより元カノを優先するなんて……」と言うと、「本当にあいつとは何もないから!」「俺、あいつに浮気されて別れたし、だからあいつのことはずっと嫌いだったし!」と必死に弁明する夫。

 

「あいつ、二股かけてて……、俺じゃなくて金持ちの方を選んで結婚したんだ」「だけど、今度はあいつがその旦那に浮気されたみたいでな」「それで離婚することになって、ようやく自分が俺にしたことの酷さを知ったって、何度も泣きながら謝ってくれて……。そんなやつ、放っておけないよ」

 

元カノが旦那に浮気されて離婚した、というのを聞いて、私は内心「自業自得じゃない」と思いました。しかし、それを言うのをぐっとこらえて、夫には「来月は娘の誕生日もあるんだから」「これからは家族を優先してね」と釘を刺しました。

 

 

娘の誕生日会をドタキャンした夫

そして、娘の誕生日当日――。

 

娘へのプレゼントを受け取りに行っていた夫から、「ごめん!ものすごく申し訳ないんだけど……。俺と誕生日プレゼント抜きで、誕生会ってできないかな?」と連絡が。

 

「はああ!?冗談言わないでよ、今どこにいるのよ!?」と言うと、「それが……今、元カノといて……」と歯切れの悪い夫。

 

「偶然街で出会ってさ……急に『子どもの誕生日祝いなんて幸せだね』『私はどうやったら幸せになれるんだろう』って泣き出しちゃって……」「俺たちの幸せな姿を見て落ち込んじゃったらしくて……。俺が泣かせたようなものだし、慰めてあげなきゃいけないからさ!」

 

これでは、この前の動物園の二の舞です。私は天を仰ぎながら、「約束したでしょ?これからは家族を優先するって」「つらいかもしれないけど、とりあえず帰ってきてよ」と言いました。

 

しかし、夫は「こんなに泣いてる人を見捨てるなんて、男としてそんなひどいことは絶対にできない!」と言い出したのです。父親としても、夫としても、ひどいことをたくさんしているくせに……。

 

「本当にごめん!でも離婚で傷心のコイツを見捨てることもできない!」

「今日は元カノと飲んでるから、明日お祝いしようぜ!」

「一生飲んでていいよw」

「え?」

 

 

「娘の5歳の誕生日を放っぽり出して、元カノと飲んでる夫なんていらない」「娘を連れて今から実家に帰ります」「こっちのことは気にしないで、娘よりも大事な元カノを慰めてあげたら?」と一気に言った私。

 

そして、娘を呼んで、小声で「パパ、プレゼント持ってこれなくなっちゃったんだって」「だからおばあちゃん家に行って誕生日パーティーしよう」と言いました。

 

一方の夫は「え、えっと、今すぐ帰る!」「本当にごめん、俺、また馬鹿なことして……」と言い出しました。さっきまでは「明日お祝いしよう」って言ってたくせに……。

見切りをつけたのは娘

大慌てで帰ってこようとする夫を、私は「ごめん、本当に帰って来なくていいから」と制しました。

 

「おばあちゃん家に行こうって言ったら、娘が大喜びで荷物まとめ始めたの」「嘘つきのパパがいない家がいいって」「何度も約束を台無しにされたらこうなるよね、まぁ実家について落ち着いたら離婚届送るから!」

 

 

 

翌日――。

 

実家でのんびりと過ごしていた私のところへ、義両親からしこたま怒られたらしい夫から連絡が来ました。昨日、私は実家に帰る途中で義実家に寄り、今回のことを洗いざらい義両親に話してきたのです。

 

「親父たちにぶん殴られて、頭が冷えた!」「もう元カノとは会わないし、本当に家族だけを優先するから!」と言う夫。でも、もう遅いのです。

 

「仕事と飲み会ばかりで平日は帰りが遅いし、休日は友だち、そして元カノまで優先」「娘は私が大切に育てるから、離婚届のサインと養育費の支払いだけお願いします」と言って突き放しました。

 

「養育費さえ払えば、娘には会わせてくれるよな?」と言う夫に、「娘はあなたのこと、もうパパとは認識していないみたいよ?」「『嘘つきは大嫌い』って言ってたし、今のところは期待しないほうがいいかも」と事実を告げると、夫はひどく落ち込んでしまいました。

 

その後――。

 

 

間に優秀な弁護士を入れたので、私たちの離婚はスムーズに成立。

 

これは元義両親から聞いたのですが、元カノは旦那の浮気が原因ではなく、元カノ自身の浮気が原因で離婚されたのだそう。浮気の慰謝料でかなりの借金を背負っているようです。元夫は実家の敷居をまたぐことも許されず、元カノのもとに身を寄せているようですが、喧嘩が絶えないようでしょっちゅう私のところへ復縁要請が来ます……。

 

私は実家で両親と娘と楽しく暮らしています。娘にはさみしい思いをさせてしまうかもしれないと心配していたのですが、今のところ、父親を恋しがる様子もありません。今まで元夫に裏切られてきた分、私がしっかりと娘との約束を守っていこうと思っています。

【取材時期:2024年11月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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