味噌で作るフレンチ風 笠原将弘さんの「サーモンの春巻き焼き」
春巻きの皮で包んだサーモンに、濃厚なクリームソースを絡めていただきます。
クリームソースの味付けに使うのは、和食でお馴染みのお味噌。
意外な組み合わせですが、お味噌を使うと味に深みが出て、意外にもサッパリとした味付けになり、サーモンの味をより濃く感じることができるから不思議です。
簡単だけど、手の込んだお料理に見えるので、おもてなしのレシピとしても大活躍すること間違いなし!早速作ってみましょう。
材料(4人分)
・サーモン(切り身)…4切れ
・春巻きの皮…4枚
・玉ねぎ…1/2個
・にんじん…100g(約1/2本)
・舞茸…1パック
・インゲン…8本
・塩…適量
・コショウ…少々
・小麦粉…少々
・サラダ油…大さじ4
・バター…20g
【A】
・牛乳…400ml
・みそ…大さじ2
・みりん…大さじ2
【水溶き片栗粉】※混ぜ合わせる
・片栗粉…大さじ1/2
・水…大さじ1/2
作り方①【A】をボウルに入れ、【水溶き片栗粉】はよく混ぜ合わせ、野菜を切る
【A】をボウルに入れます。【水溶き片栗粉】は、小さなカップでよく混ぜ合わせます。
玉ねぎ、にんじん、舞茸はみじん切りに、インゲンはへたを切り落としましょう。サーモンは小骨が無いことを確認し、塩、コショウを振って水気をしっかり拭きます。
作り方②春巻きの皮に、サーモン1切れをのせて春巻きの要領で包む
春巻きの皮に、サーモン1切れをのせて春巻きの要領で包んだら、水で溶いた小麦粉で巻き終わりをしっかり止めます。
作り方③インゲンと春巻きをいれ両面をパリっと色づくまで焼く
フライパンにサラダ油を熱して、インゲンと春巻きをいれ両面をパリっと色づくまで焼き、皿に取り出しておきます。
フライパンをきれいにし、バターを中火で溶かして玉ねぎ、にんじん、舞茸を入れ、塩とコショウを振り、しんなりするまで炒めます。
作り方④【A】を加えてひと煮立ちさせ、【水溶き片栗粉】を入れてとろみをつけてソースにする
火が通ったら、【A】を加えてひと煮立ちさせ、【水溶き片栗粉】を入れてとろみをつけてソースにします。
お皿にソースを敷き、焼いた春巻きとインゲンを盛り付けたら完成。
パリパリもちもち、皮が美味しさをさらにアップ
インゲンの彩がおしゃれなひと皿になりました。春巻きの皮がパリッとしている部分、スープに浸ってしっとりもちっとした部分、どちらもサーモンとの相性抜群!
春巻きの皮にトロっとしたソースが良く絡むので、味噌の奥深い塩味と野菜の甘みをじっくりと堪能でき、サーモンの味をさらにグッと引き出してくれています。
とろみ付けに片栗粉を使用しているので、小麦粉で作ったホワイトソースのような重さがなく、サラリとしていてクリームソースなのに軽い食べ心地なのがうれしいポイント。
ここで筆者は、サーモンが小さすぎたことを後悔。お刺身用のサクだったので切ると小さめサイズになってしまい、もっとサーモン食べたいっ! となりました。
もう少し大きめの切り身のサーモンを使うことをお勧めします。その方が、サーモンとクリームソースの相性バッチリの組み合わせをひと皿で満喫できること間違いなしです。
お野菜の旨味がいっぱいのソースは、そのままでも食べ応えがあって満足感もアップ。
これだけでも十分一品が完成しそうなほど。もしソースが余った場合には、ホワイトソースの要領でパスタに和えたり、ご飯にかけてチーズをのせて焼いてドリアなど、アレンジ自在に使えます!
簡単で豪華! これはうれしい
「春巻きの皮で巻く」ひと手間が、グッと豪華で見栄えのあるひと皿に仕上げます。巻いたら焼くだけなので、大量の油も必要ありません。
見た目の割に、意外と簡単なんです。早速夜ごはんにいかがですか。