最後のひとつをゲット!のはずが…
最後の1個になったコラボ商品を自分の買い物カゴに入れ安心していると、一足遅れて5歳くらいの女の子とそのママがお菓子売り場にやってきました。その親子もコラボ商品目当てだったようで、売り場を見るなり「最悪! もう売り切れてるわ」とママのほうが叫びます。女の子も「え〜〜」と残念そう……。最後のひとつをゲットした私は気まずいのでレジに向かおうとしますが、カゴの中にその商品があることをママに見つかってしまったようです。
すると、ママがコソコソと女の子に「あのお姉さんが持ってるよ、それくださいって言ってきてよ!」と指示を出しているのが聞こえました。すぐに女の子が笑顔で私に近寄ってきて「これ、ください!」と私のカゴから商品を取ろうとしたのです! 慌てて「ごめんね。これ、おばちゃんの息子が好きなキャラクターだから、あげられないんだ」と伝えるも、女の子はたちまち大泣き。ママは「あら〜すみませんね〜」と口で謝りつつも「娘が泣き止まないんですけど、どうしても無理ですか?」とねだるような目をしながら私に聞いてきたのです……。身勝手な行動に腹が立ち「どうして見ず知らずの人に譲らなければいけないんですか? そもそも、もう売り切れていたのに、人の持っているものを子どもに持ってこさせようとするからこんなことになるんですよね?」と言いたいものの、大号泣の女の子を前にしていっそ譲ってしまおうかと心揺らぐ私。
すると、コンビニの店員さんがやってきて「はいはい。順番ですからね。お姉さん、レジ持ってきて」と間に入ってくれました。ママには睨まれてしまいましたが、それ以上のトラブルを避けられてホッとしたのでした。
売り切れているにもかかわらず、子どもをつかって人の持っている商品を譲ってもらおうとするママがいることに驚きました。人気のコラボ商品が発売されるとお客さん同士のトラブルが起こることもよくあるそうで、そのコンビニでは手にした人から順番ですぐレジを通すことを徹底していたよう。店員さんのまさかの登場と対応に感謝するとともに、子どもの前だからこそ、順番を守る姿をきちんと見せたいなと思った出来事です。
著者:立川りか/30代・ライター。6歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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