タンポンは痛い?
私はタンポンにいいイメージを持っていませんでした。理由は、10代のころに母から「タンポンは痛い」と言われていたからです。学生時代、水泳部の友だちから「タンポンをして大会に出場した」という話を聞いたときは、「水泳部は大変だなぁ」と他人事のように思っていました。しかし私もついに、タンポンデビューするときがやってきたのです。
子どもたちとプールへ
30代になったばかりのある日、子どもたちを連れてプールに遊びに行くことになりました。しかし、プールに行く道中、下半身に違和感が。「もしや」と思いトイレで下着を見てみると、予定より数日早く生理が始まってしまったのです。
ただ、子どもたちはプールをとても楽しみにしており、今さら中止とは言えない状況。私は「挿入するしかない」とドラッグストアに駆け込み、初めてタンポンを購入! そして、トイレでさっそく使用してみたのです。
予想外に快適!
挿入は意外と簡単にでき、いざプールへ。入る前はとてもドキドキしたのですが……とても快適! 使っていることを忘れてしまうくらい違和感がありませんでした。スライダーを何回やっても漏れや痛みを感じることはなく、全力で子どもたちと遊ぶことができたのでした。
母が「タンポンは痛い」と言っていたのは20年以上前のこと。当時はそうだったのかもしれませんが、現在のタンポンはいろいろと改善されたのでしょう。今後もタンポンが必要なタイミングがあれば、躊躇せずに使用しようと思っています。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
※生理中の腟内はとてもデリケートで、免疫機能も低下しているため、ウイルスや雑菌が侵入しやすく病気を引き起こすリスクが高くなっています。また、経血で汚れる可能性もあるため、生理中の温泉やプールの利用はできるだけ避けましょう。
※公共の施設によっては、生理中の利用を禁止しているところもあります。まずは施設の方針を確認し、そのルールに従いましょう。
著者:都うめこ/30代女性・2017年生まれの男の子、2019年生まれの女の子を育てるママ。転勤族の夫に帯同しながら、ライターとして公園レポートや子育てのエピソードを執筆している。
イラスト:おんたま
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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