一時保育の料金は本当に無駄なのか?
夫が毎日忙しく仕事をしてくれているのはわかっていますが、ランチの途中で泣かれて食事が冷めてしまうことはないでしょうし、コーヒー1杯をゆっくり飲むことだって難なくできるでしょう。また、飲み会などに参加する回数も、会社の付き合いなどもあり、夫のほうが頻繁です。
そんな自由に動ける夫を羨ましく思うこともあり、「ずるい」と爆発しそうになることはあれど、一時保育に預けている自由時間があるおかげで、私はどうにかバランスを保てています。
「一時保育はお金がもったいない」というパパはどうしたら納得できるのでしょう。たしかに、1時間の保育料だけ見るとそこまで高くはないように見えても、いくつか用事を済ませで時間が長くなると、そこそこの金額になり、額面だけ見ると「高い」と思えることもあるかもしれません。
それでも、わが家では一時保育は集団生活を経験させる貴重な機会だと考えています。日ごろ私と2人に過ごすわが子にとって、たくさんのお友だちや先生とのふれあいはとても刺激になります。
そう考えると、一時保育を「習い事」として捉えることもできるでしょう。一時保育の保育園では、歌や体操、絵など、さまざまなことを教えてくれます。金額だけ見ると決して安くはないかもしれませんが、子どもにとってたくさんの経験を積む場になると思えば、高くはないかもしれません。
もうひとつ、私にとって大きいのは、夫に子どもを預けてリフレッシュに出かけるより一時保育に預けたほうがストレスがないということ。予定を合わせる手間はもちろんのこと、自分がワンオペ育児の大変さを知っているからこそ、夫に任せていると思うと、なんとなく気が休まらないのです。
私にとって一時保育の時間は、楽しく子育てができ、家族が穏やかに過ごすために必要不可欠な時間。金額だけでなく、得られるメリットを考えると、決して贅沢ではないように思えるのです。
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近年、リフレッシュ目的を含め、一時保育の料金を助成する地域も増えています。それなら「お金がもったいない」と言われることも少なくなると考えられますが、その一方で予約が取れず、必要なときに利用できないという問題も……。
子育ては本当に大変なもの。日夜子どもと向き合っているママにとって、1杯のお茶を誰にも遮られずに飲める時間は、本当に貴重です。必要なとき、必要な人が一時保育を利用できるようになり、子育ての負担が少しでも減ることを願っています。
このお話は、ベビーカレンダー公式インフルエンサー「ベビカレメイト」のママと実施した座談会でお話しいただいた体験談です。
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