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「電気が走ったような痛みが!」30代で突然襲った激痛の正体は。整形外科で判明した病名と原因

神経痛と言えば年配の方の症状というイメージがあったのですが、私は30代で坐骨神経痛を発症! 全身に電気が走ったと思えるかのようなピキッとした痛みがある坐骨神経痛の怖さや、私なりの付き合い方についてお話しします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師中村 光伸先生

光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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太ももに電気が走ったような痛みを感じる

若いころからそれほど冷え性という体質ではありませんでしたが、寒い日は足の先が冷たくなることがあり、分厚い靴下をはいたり足元に電気あんかを置いて寝たりするなど、冷え性対策は常におこなっていました。20代になってからは生理痛もひどかったため、おなかにカイロを貼ったり、仕事のときは腹巻き+毛糸の下着+レッグウォーマーで下半身が冷えないように気をつかっていました。

 

30代になってから、寒くなると膝や腰が痛くなることが時々ありましたが、あるときから、太ももからおしりにかけてピキッと電気が流れるような痛みが走ることがしばしば起こるようになりました。痛みは太もものあたりですが、全身がビクッとなるような激痛がとても怖く、冷えによる痛みなのか、なんなのかわからないまま、痛みが起きることにおびえながら過ごしていました。

 

判明した意外な痛みの原因とは

患者の相談を聞く女性医師

 

冬場に起こる、太ももに走るピキッとした激痛は、月に1~2回起こるか起こらないかくらいでしたが、30代後半になってからは痛みを感じる頻度や度合いが上がってきました。それまでは一瞬痛みが走るだけでしたが、だんだんその痛みが継続するようになり、時には階段を上がるときに太ももを動かすと、痛みで足を動かすことができなくなるような事態にも……。

 

ある日とうとう痛みで家の階段を上がるのがつらくなるまでに悪化したため、整形外科を受診することにしました。X線を撮ったものの特に異常はありませんでしたが、症状から見て坐骨神経痛(ざこつしんけいつう/おしりから足につながる坐骨神経に沿って起こる痛みやしびれ)と診断されました。

 

坐骨神経痛は、椎間板ヘルニアの人によく見られる症状だそうですが、冷えによる血流不良でもよく起こるのだそうです。私はヘルニアの症状はないため、血流不良によって痛みが出ているのだろうとのこと。

 

年齢的にも症状的にも特別な治療は必要ないものの、やはり冷えると症状が出てしまうため、徹底的に冷えないように対策をすることが大切だと言われました。

 

 

冬は徹底的な冷え対策を

靴下を履いた女性の足元

 

私の場合、冷えから起こる坐骨神経痛であることが判明し、夏場はエアコンの冷え、そして冬場は下半身を冷やさないように冷え対策を徹底するようアドバイスされました。下半身を冷やさないようにするのが、坐骨神経痛とうまく付き合っていく一番の方法だというのです。痛みが残ったときのために温湿布も処方されました。

 

これまで冬はタイツやストッキングをはいてその上に靴下をはいていました。しかし、タイツやストッキングは通気性が悪く足が蒸れて逆に足が冷えてしまうことを知り、くるぶし丈のスパッツ+靴下に変えたところ、以前より足先の冷えが改善されました。また、友人から韓国のお土産でもらった「ポソン」という裏起毛のルームソックスを家の中で履いていると、まったく足が冷えないのです! そのため、今ではポソンが欠かせない存在となっています。

 

夏もエアコンが効く室内では膝掛けをして、なるべくホットの飲み物を飲む、またしょうがを料理に取り入れるなど、さまざまな冷え対策をすることで、ここ数年は坐骨神経痛の症状はほとんど出なくなりました。

 

まとめ

一度発症してしまったら再発する可能性が高いと言われる坐骨神経痛。しかし、私のように冷えからくる坐骨神経痛は、冷え対策をしっかりとすることで発症を抑えられることがあります。冬場になるといつ痛みが出るか、ヒヤヒヤはしていますが、あの痛みは本当に経験したくないので対策をしっかりしようと思った体験談でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:江口 りん子/40代女性・1児の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。

イラスト/マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

 

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