幼児用の椅子に小学生を座らせたい理由
席に戻ると、最後の1つを持っていったのは隣の席の方だとわかりました。おばあさんがお孫さんのために用意したらしいのですが、お孫さんは小学生くらいの女の子。幼児用の椅子にはもう座れないくらい大きく、そのお孫さんも椅子を見て、「これは入らない、おばあちゃんいらないよ」と言っていました。必要でないのならば、声をかけて譲ってもらえないだろうかと考えたものの、おばあさんは「私がせっかく持ってきてあげたのよ! 入るわよ! 入りなさい!」と怒り出しました。一緒に来ていたお母さんはおばあさんの機嫌を気にしたのか、「座りなさい」と困ったように娘を座らせてごはんを食べ始めます。しかしお孫さんは終始不機嫌で、「足がぶつかる!」「赤ちゃんじゃない! 恥ずかしい!」と嫌がっていました。
孫が嫌がっているのに、せっかく用意したのだからという理由で無理に座らせていることにあ然とすると共に、使いたい人がほかにもいるのにな……と、周りへの配慮が欠けたおばあさんとお母さんにモヤモヤする外食でした。
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お孫さんのためと思うあまり、他の方が必要としていることまで考えが及ばなかったのかもしれませんね。多くの人と共有する物は、自分だけではなく周りの人の都合も考えて使うとみんなが気持ちよく使えるのだろうなと、考えさせられる体験談でしたね。
著者:西 えりな/30代女性・会社員
3歳と1歳の子どもを育てる母。
作画:たかだきなこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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