妊娠した直後から乳首の色がみるみる真っ黒に! 驚きと不安で『妊娠大百科』(ベネッセコーポレーション)を買いに行きました。乳首の色の変化について「なるほど~!」という根拠のあるものと、先輩ママが教えてくれた愛しいお話をご紹介します。
ショック! どうしてこんなに黒いの?
『妊娠大百科』によると、乳首が黒くなるのは女性ホルモンが関係しているとのこと。妊娠による色素沈着はごく自然な現象であるとわかり、胸をなでおろしました。
妊娠中期になると、入浴中、乳首に白いカスのようなものがついていたのでまた驚いてしまいました。「毎日きれいに体を洗っているのにどうして?」と思いましたが、こちらも妊娠によるホルモンが関係している、とのことで一安心しました。
私がおこなったケア方法
乳首の刺激は子宮の収縮につながってしまうため、乳垢は湯舟に浸かっているときにふやかしてからなでる程度にしていました。『妊娠大百科』には、ベビーオイルをコットンに染み込ませて取る、という方法も載っていました。
乳首の色に関しては自然な現象と知り、難なく受け入れることができました。しかし、産後に赤ちゃんがくわえることを考えると、特別何かケアをしようとは思いませんでした。
先輩ママが教えてくれた話
あるとき、先輩ママに乳首の色を相談してみたところ、こんな返事が返ってきました。「生まれたばかりの赤ちゃんは視力が低くてまだはっきり見えないから、赤ちゃんが見つけやすいように乳首の色が濃くなるんだって」と……。
その話が本当かどうかはわかりませんが、先輩ママは自分のお母さんからそう教えてもらったそうです。その話を聞いてからは、最初はショックだった体の変化が愛しく感じられるようになりました。
体の変化に戸惑いましたが、すべてに意味があると理解してからは母子の繋がりに感心し、愛しさを感じながらマタニティライフを送ることができました。そして、授乳をしていくうち乳首の色が薄くなり、産後3カ月ごろには元の色に戻ってきて、乳垢は嘘のように出てこなくなりました。
著者:仲本まゆこ
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。