グループメッセージの内容に驚愕!
あるスポーツチームに中途加入することになった次男は、もともとあった友だち同士のコミュニティの中にひとり入っていく形でしたが、仲を深めて子ども同士のグループメッセージにも参加し始めました。
メッセージを見ていた次男が「やばいことになってる」と言うので本人の了承を得てのぞいてみると……、オンラインゲームなどをきっかけとしたケンカが発生し、乱暴な言葉の羅列や、グループメンバーの退会と招待が繰り返されていたのです!
私は驚き、子どもたちのメッセージの使い方について保護者からの指導が必要だと考えました。しかし、まだ仲良くなっていない保護者たちにどうすればうまく伝えられるか、私は悩みました。
伝え方を工夫し保護者たちにも共有
他の子の保護者たちがグループメッセージをチェックしているか否かも、どのように考えているのかもわかりません。不快に思われない伝え方を考え、夫にチェックしてもらいながら保護者同士のグループにメッセージ送ることに。
意識的に「私」を主語にして相手の行動を促す「アイメッセージ」の文章にしました。「私は実生活でもトラブルになりそうに感じるのだけど……」「必要と判断したら指導をお願いしたい」と各家庭の判断を尊重する伝え方に。
すると、「いつものケンカじゃない?」という人もいましたが、ほとんどの方はすぐに確認してくれて指導が必要と判断し、子どもたちを叱ってくれたのです。私はすぐに確認・行動してくれた保護者たちに感謝を伝えました。
トラブルの中心になっていた子はグループからの退会を繰り返していたので退会前のメッセージは削除されていたようですが、他の保護者の反応を参考にその子の保護者も指導をしてくれたようでした。
ゲームの件では過去に何度もグループメッセージでケンカしていたようですが、保護者のチェックがない期間にエスカレートしたようです。その後、メッセージの使い方はある程度改善され、実生活でもメッセージ上でのケンカを引きずるようなことはありませんでした。
子どものトラブルについて保護者に指摘すると保護者同士のトラブルに発展してしまうこともありますが、今回は確認の依頼をするかたちをとったためか険悪にならずに済みました。その後も保護者同士は良い距離感で接することができ、楽しく子どものスポーツをサポートすることができたのでよかったです。
著者:佐藤あづき/40代女性。2009年、2011年、2013年生まれの男の子3人と2018年生まれの女の子の計4人の子どもの母。医療職に従事している。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)