突然来た義母からまさかのお小言
共働きの私たち夫婦。そんな中、夫と久しぶりに休日が合った日のことです。1歳の娘を連れてスーパーに買い出しに行き、おいしそうなおかずや子ども用のお菓子などを購入。ルームウェアに着がえて、買ったものを食べながら家で映画を見てまったりくつろいでいたところ、突然インターフォンが鳴りました。誰だろう? とインターフォンを見ると義母が立っています。義母の家は新幹線で約4時間の距離にあります。突然うちに来るなんて思ってもいませんでしたが、突拍子もない行動が多い義母。驚いたものの、今回も何か思いつきで行動したのかもと思い玄関ドアを開けると、私たちが不在だと思っていたのか、「なんだ、みんな家にいるじゃない」と言って上がりこんできました。
お客さんをもてなす準備もしてなかったので、急いで私がお茶をいれようとしていると、義母が「常識がないのね」とひと言。「息子も孫もあなたも、みんなパジャマみたいな服装で、だらしない」と続けて言ってきたのです。連絡もせずに突然来るほうが常識がないのでは? と思いましたが、そんなことを言ったら逆上されそうなので言えません。さらに、「どうせ育児もこんな感じで適当にしてるんでしょうね」とポツリ。続けざまにひどいことばかりを言われ、さすがに悲しくて私は涙が流れ始めました。
すると夫が静かに「帰ってくれる? 今日は久しぶりの家族揃っての休みだったから、家でゆっくりしてたんだ。常識がないのは母さんのほうだし、服装を育児と結びつけるのもおかしいよ」と言いました。義母は納得のいかない様子でしたが、夫が続けて「僕たちは、楽しく子育てしようと思っているから」と笑いながら義母の背中を押し、玄関の外に誘導。義母は「ちょっと! 追い出すつもり?」と怒っていましたが、泣いている私を気づかってか、夫はなんとか義母を家の外に連れ出してくれました。
その後、夫だけが義母と食事をし、義母はホテルに宿泊して帰って行きました。義母が子育てをしていたころは、もしかしたら休みの日も「誰か来るかもしれない」と気を張って過ごしていたのかもしれません。休日でも身なりを整え、育児に一生懸命になるのは素晴らしいとは思いますが、私たち家族は、私たちらしくいたいと思った出来事です。
著者:村井あずき/20代・ママライター。音が鳴るおもちゃが大好きな、1歳の女の子を育てるママ。夫と2人で初めての育児に奮闘中。娘と一緒に絵本を読むのが大好き。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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