生理が重い子に冷たかった私
私は中学・高校とバレーボール部のキャプテンをしていました。部員の中には生理が重く、体調不良で「練習を休ませてください」と申し出る子も。しかし、私は生理が軽いタイプで、生理痛で休む子がいるといつも「たかが生理くらいで……」と思っていました。
ただ、内心そう思っていても「我慢できるでしょ!」と言ってしまうと、チームの雰囲気が悪くなるため欠席を許可。とはいえ、当時の私は「あぁそう」と素っ気なく返事をするだけで、配慮や気づかいはなし。
また、ユニホームのズボンが短いことから、生理中ははきたくないと言う子も。こちらも私は仕方なく、ジャージの長ズボンをはくことを許可していました。
30代になり…
そんな学生時代を過ごし30代になった現在の私は、生理痛で悩むように。病院に行ったところ病気ではないとのことだったため、生理時は鎮痛薬を飲んでいます。
そして、「もっと前にこの痛みを知っていたら、部員のみんなにやさしくできたのに……」と反省する日々なのでした。
生理の痛みや症状は人それぞれ違います。学生時代できなかった分、職場で生理に苦しんでいる同僚がいたら仕事をカバーしたり、市販の痛み止めの薬を分けてあげたりするなど、寄り添うことを心がけています。
著者:都うめこ/30代女性・2017年生まれの男の子、2019年生まれの女の子を育てるママ。転勤族の夫に帯同しながら、ライターとして公園レポートや子育てのエピソードを執筆している。
作画:まっふ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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