旬の野菜をたっぷり使った新しいすき焼き!
NHK『きょうの料理』で料理研究家・大原千鶴さんが紹介した「きのことさつまいものピリ辛すき焼き」を作ります。
秋のイメージがあるきのこやさつまいもは、冬もまだまだおいしい食材。
甘じょっぱい和風の味付けではなく、豆板醤を使ってピリ辛に仕上げます。
お肉を安売りのときに買って冷凍しておけば、気軽に作れそうですね。
大原千鶴さん「きのことさつまいものピリ辛すき焼き」の作り方
材料(2人分)
- 牛肉(こま切れ)…100g
- 好みのきのこ類…全部で100g
- さつまいも …小さめ1本(150g)
- 青ねぎ…2本(80g)
- 水…大さじ3
- ごま油(白)…小さじ1(サラダ油で代用可)
- 粉山椒…適宜
【A】
- しょうゆ…大さじ1
- 酒…大さじ1
- ごま油…大さじ1
- 豆板醤…小さじ1/2
- にんにく(すりおろす)…小さじ1/4
元のレシピでは生しいたけ、まいたけ、エリンギを使用。今回は生しいたけ、まいたけを用意しました。
青ねぎがなかったため、長ねぎの青い部分を使用します。
作り方①野菜の下ごしらえ
きのこは石づきを落として食べやすい大きさに切り、青ねぎは7mmの斜め切りにしましょう。
さつまいもは皮付きで5mm角の細切りにして、水(分量外)にさらしてください。
作り方②牛肉に下味をつける
食べやすい大きさに切った牛肉と【A】をポリ袋に入れ、もみ込んで10分間ほどおきます。
作り方③さつまいもをやわらかくする
スキレットまたはフライパン(直径20cmほど)にごま油をいれ、中火にかけます。
水気を切ったさつまいもを入れて、全体に油がなじむまで炒めましょう。
水を加えて弱火にし、フタをして2~3分間蒸し焼きにします。
さつまいもが数分で加熱できるか心配でしたが、細く切ったことで早くやわらかくなりました。
作り方④材料を炒める
さつまいもは端に寄せ、空いたスペースで牛肉をたれごと炒めます。
牛肉に火が通ったらまた端に寄せて、空いたスペースできのこを炒めてください。
私はお肉をさつまいもの上にのせて火のとおりすぎを防ぎ、残りの食材を炒めやすくしました。
油が少ないところはさつまいもが底にくっつきやすいのでたまに動かしましょう。
きのこがしんなりして煮汁と絡んだら、青ねぎを加えてサッと火を通します。
最後に、好みで粉山椒をふって完成!
色とりどりの野菜をお肉と一緒にパクリ
牛肉はたれの下味がしっかりめ。しょうゆベースに豆板醤の辛さとにんにくの香りが食欲をそそります。
たれは全体に行き渡るほどの量はなかったので、さつまいもやきのこ、ねぎは淡い味に仕上がりました。お肉と一緒に食べると◎。
具材はそれぞれで炒めましたが、個人的には見た目を気にせず、最後はぐちゃぐちゃに混ぜたほうが味が行き渡るかなと思います。
時間差で炒めたきのこはコリッ、ねぎはシャキッと食感が残っていて楽しめたので、手順は守ってくださいね。
中華料理や韓国料理を思わせる風味ですが、山椒をかけると一気に和の風が吹くような上品な味わいになります!ぜひかけてみてください。
白米に合うようにちょっとアレンジ
濃いめが好きな我が家ではそのままだと白米のおかずとしては穏やかすぎる印象。でも、卵をつけて食べてみたい……。
そこで【A】の材料を再度用意し、火にかけ、ひと煮立ちしたものを少しずつかけて食べました。
白米にバウンドしても、溶き卵につけても、全部一緒に食べてもおいしかったです。
お財布にやさしい変わりダネのすき焼き!
砂糖を使っておらず、さつまいもと一緒に食べることですき焼きの甘さを表現しているのかなと思う味付けでした。
他の材料でもできますが、さつまいもの甘さは欠かせないのでぜひ用意してくださいね。味付けの系統を考えると、しゃぶしゃぶ用の豚バラ肉で試してもよさそう!
いつもと違うすき焼きを作ってみてください。