モラハラ当事者の会のカウンセリングを受けた夫は、自らカスミさんの笑顔を奪っていたことに気づき、カスミさんへ話し合いを求める手紙を送りました。
カスミさんは1週間の期限つきで自宅へ戻りましたが、こわばった表情を隠し切れないままモモナちゃんの面倒を見る夫に恐怖を感じます。
一方、夫はカスミさんのリアクションが薄いことやモモナちゃんの予想外の行動に苛立ちを募らせています。
「俺がやってあげているのに」という意識がある夫へ、カウンセラーは「上から目線だ」と指摘。夫が家事や育児に見返りを求め、カスミさんが笑ってもくれないことに不満を漏らす様子に、「あなたは今まで奥さんに、娘を育ててくれてありがとうって言ったことあるんですか?」「奥さんの笑顔を奪ったのは、誰でしたっけ?」と指摘します。
我慢の限界に達した夫は……?
モラハラされていた妻の本音
夫は、モラハラ加害者が話し合うオンラインの場に参加しました。参加者の中には「子どもにも会わせてもらえない」といった状況に置かれている人も……。
カスミさんから、過去の言動について言及されることを嫌がり、「今の自分を見てほしいのに今さら蒸し返すなんてひどい」「その時に言えばいい」と主張する夫。
しかし参加者から「あなたが言えない環境を作っていたのだ」と指摘され、思わず言葉に詰まってしまうのでした。
夫にようやく本音を伝えられるようになってきたカスミさん。しかし、夫はまだカスミさんよりも自分の気持ちばかりを優先し、不満やストレスが溜まっているよう。
夫は「変わった今の自分を見てほしい」という気持ちがあるかもしれませんが、これまで長年傷つけてられてきたカスミさんにとっては、小さな変化に過ぎず、過去をすぐに許すことはできないでしょう。カスミさんの本音を真摯に受け止め、反省できるようになれるといいですね。
しろみさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。