お寿司は手で食べる?お箸で食べる?
箸で食べる派か、手で食べる派か……論争が起こりそうなテーマです。
TBSの『Nスタ』では、清水すしミュージアムの名誉館長、日比野光敏氏に「正しいお寿司の食べ方」について伺っていました。
お寿司の食べ方に正解はありませんが、手で食べるのが“江戸っ子スタイル”とされ「通の食べ方」とも言われています。
日比野名誉館長によると、この“江戸っ子スタイル”の由来は江戸時代にさかのぼります。
当時、お寿司は屋台で提供されるファーストフード的な存在だったそうです。
現在も、千葉県船橋市の「吉光 船橋北口店」では手で食べる前提で、箸を置いていないのだそう。
立ち食いスタイルのお店なのですが、カウンターとの間に手を洗う蛇口が設置されており、清潔感がしっかりと保たれた状態で楽しめるのだそうです。
知らなかった!お寿司の正しい「食べる順番」って何!?
実はお寿司を食べる順番にも正解があるんだとか。
お寿司を食べる「正しい順番」
①味が薄め(イカ・白身)
②味が濃い(トロ・ウニ)
③巻き寿司で〆る
※清水すしミュージアム 日比野光敏名誉館長より
ただし、日比野名誉館長によると「結局は好きなように楽しみましょうよ」ともおしゃっていたそうです。
実際に食べる際には、きっちり守らなくても良さそうですね!
軍艦を食べるときの「醤油のつけ方」は?
ウニやいくらのお寿司に醤油をつけるとき、ポロッとシャリがこぼれてしまうことはありませんか?
基本的に、醤油は「シャリではなくネタに付ける」のが基本。
しかし、日比野名誉館長によると、軍艦寿司の場合はネタが崩れやすいため、ガリ(生姜)に醤油を少量つけ、それをネタにたらすのが良いそうです。
こうすることで、ネタが崩れるのを防ぎながら風味をしっかり楽しめます。
ライター佐々木舞さんが、実際にやってみた!
元グルメリポーターの佐々木舞さんが、人気寿司チェーン店「魚べい」にて、形が崩れやすい軍艦寿司の正しい醤油の付け方をチャレンジしてくれました!
ガリに醤油をちょんちょんと付けて、いくらにたらしてパクリ!
「軍艦巻きを食べる時はいつも底部分にお醤油をつけていたのですが、お米粒が崩れてぽろぽろと醤油皿に落ちたり、見えないのでつけすぎたりとプチストレスでした。
この方法は目から鱗!シャリが崩れることも醤油をつけすぎることもなく、快適に美味しく食べられました。
次回から必ずこのやり方で食べようと思います。周りの友人たちにもドヤ顔で教えます(笑)」(佐々木舞さん)
お寿司をもっと楽しもう!
実際その通りに食べるかどうかは別にしても、知識があるだけでお寿司をもっと楽しめそうですよね。
家族や親戚が集まる場で「どっちが正解?」とクイズを出してみても盛り上がること間違いありません!