水煮牛肉って何?
水煮牛肉(シュイジューニューロー)とは、唐辛子や花椒などのスパイスと豆板醤を油で炒め、具材と一緒に煮込んだ四川の辛い煮込み料理のこと。
水煮とあるのでヘルシーそうですが、中華料理らしく油がたっぷり入っています。本場のものはとろみがついています。
結論から言うと、中国人夫曰く、引用ポストの内容通り四川の人も汁は残すのだとか。
ポスターにも「スープは香り、具材を味わう、それが本当の楽しみ方」と書いてありますね。もう少し分かりやすくしてくれてもいいのに〜。
松屋のガチ中華食べてみた
商品名:水煮牛肉~四川風牛肉唐辛子煮込み~
価格:税込1,180円(単品税込980円)
エネルギー:1,444kcal(単品1,048kcal)
なかなか見ない桁のカロリーの理由は、前述の通り油をたっぷり使っているから。汁を残せば、実際の摂取カロリーはもっと低いので安心してくださいね。
真っ赤な見た目が本格的でテンションが上がります。
辛そうな香りはしますが、八角やシナモンのような日本人が独特な風味だと感じることが多いスパイスは入っていません。
具材はキャベツ、玉ねぎ、牛肉とシンプル。キャベツは後のせなのか、シャキシャキの食感が残っていました。
キャベツの存在感がありすぎて、もしかして肉が超少ない?と一瞬不安になりましたが、下にたっぷり入っていました。牛丼に使われる薄切り肉のようですね。
味は、ガチ辛いです。旨辛よりレベルが上で、辛ラーメンよりも辛く感じました。
ピリピリと痺れる辛さの麻(マー)と鶏ベースの旨味もほんのり感じますが、唐辛子の辛さの辣(ラー)の存在感の方が圧倒的に大きいです。
とても辛い水煮牛肉を食べ進めるうえで、白菜の漬物と、シャキシャキのキャベツは最高の脇役。
白菜の漬物は、ゆずが爽やかで塩辛すぎず箸休めに最適です。
キャベツはクタクタが好きなので、シャキシャキで芯が多めなところに当たって内心ガッカリしていましたが、芯の甘さに助けられました。
ちなみに筆者は、食べ終わるまでに冷水を6杯飲んでお腹がチャポチャポです。
結局汁は飲めるの?
本場の人は汁を残すのは分かりましたが、日本人としては残すのに慣れておらず完食したいと思う方も多いですよね。
写真は具材を全て引き上げた状態。たっぷりの油が浮いているのが見えます。
汁は辛くて濃くて、なんと言っても油の量が尋常じゃないので、ほとんどの人が言われずとも残そうと決意すると思います(笑)。
それでも激辛と油に耐性のある方なら、汁にご飯を入れて全部食べることもできる濃さかなと思いました。
汁は残すものだと事前知識があれば、罪悪感なく残せますね。
また、唐辛子や花椒も残して大丈夫ですよ。
特に唐辛子は少量口にする程度であれば気になりませんが、大量に入っているので食感が悪いです。
お腹が痛くなるのを防ぐためにも、避けて食べることをオススメします。
激辛好きには試してほしい
とても本格的な味で驚きました。
田舎だとガチ中華のお店がないこともあるので、このレベルのものが日本全国で手軽に食べられるのは嬉しいですね。
辛いものが好きな方は、ぜひ松屋の「水煮牛肉~四川風牛肉唐辛子煮込み~」を試してみてください。