1人目の産後に痔になった体験談をお伝えします。出産を終えてからは、初めての育児に奮闘しながら赤ちゃんと過ごす毎日でした。1カ月経ち、少しずつ育児にも慣れ始めてきたころに痔になってしまい、予想もしなかった痛みに襲われることになりました。
予兆はあったけれど、赤ちゃん優先の毎日
本格的に痛くなる前から、少しずつ痛みはありました。うんちが硬くなったり、便秘気味になったり。産院で「授乳中は水分不足になる」と言われたことを思い出し、水分を摂るようにして食事に気を付けていると、状態が改善されたようにも思えました。
何より1人目の出産後は初めての育児で余裕もなく、もちろんトイレもゆっくりできず……。何もかもが赤ちゃん優先で、自分のことは後回しにしていました。
気付いたときには痛くてどうしようもない
だましだまし過ごしていたけれど、うんちをすると痛いので、排便を我慢するようになりました。そうすると、余計に便秘状態になっていき、うんちが硬くなり、痔は悪化。
ある日、「もうこれは病院に行かないとだめだ」と思い、まずは出産した産院に相談し、坐薬を1種類処方してもらいました。しかし、状態が進行してしまっていたのか、すぐに効き目は見られませんでした。
産後、痔にならないようにするには……
産院でもらった薬はあまり効かず、なんとか夫に時間をつくってもらって赤ちゃんを預け、肛門科のある病院へ行きました。そこでは坐薬を2種類処方してもらいました。徐々によくなりましたが、痔は治るのに時間がかかります。よくなっても油断するとまた悪化してしまうのです。毎回のトイレも本当につらく、いつ悪化するかと気を遣う日々を過ごすことになりました。
痔のことを気にせずに生活できるようになったのは、離乳食が始まって授乳回数が減った産後半年ごろです。意識して水分を摂っていても私は痔になってしまったので、痔にならないためには、水分だけではなく食事もしっかり摂り、便秘にならないように気を付けることが大事なんだと思いました。
ついつい自分のことは後回しになってしまいがちですが、ママの体が不調になってしまっては元も子もありません。私は産後に痔を経験したことから、意識して自分の体のことも気遣いながら過ごすことも大事だと気付きました。
著者:立田みのり
一男一女の母。妊娠、出産を機に退職後、現在は自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。