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「亡くなりました」病気の私と娘を置いて出かけた夫→私のSOSをフル無視、遊んで帰ってきた結果…?

夫は、とても自己中心的です。私は1歳の娘を抱え、毎日ワンオペで家事、育児、在宅仕事に明け暮れています。ボロボロの私の姿を見ても、夫は何ひとつ協力してくれません。娘のこともまったく気にかけてくれず……。

 

娘のことだけでも、少しでいいから協力してほしいと私が伝えると、「子どもの世話は母親の仕事だろ。ずっと家にいるんだから、家事と育児くらいしっかりやれ。誰のおかげで生活できていると思っているんだよ」と言われてしまいました。

 

もちろん、外で働いてくれている夫には感謝していますが、私も在宅とはいえ仕事をしていて、それに加えて家のことをすべてひとりでしているのです。

 

家事にも育児にもまったく関与しない夫は、仕事終わりに飲みに行ったり、休日は趣味を楽しんだり、友人と自由に出かけたり……。

 

私は娘を産んでから1年以上、毎日をこなすのに必死で、自由な時間なんて一度も取れていません。

 

病気の私と娘を置いて出かける夫

明後日から、夫は出張。明日は有給を取り、前乗りして一日遊ぶのだそうです。夫からその報告を受けた夜、娘が発熱しインフルエンザと診断されました。それを知った夫は、なんと、娘を心配するどころか、隔離して自分に近づけるなと腹を立てたのです。さらには、娘が病気になったのは私の体調管理が悪いからだと怒鳴ってきました。

 

そして翌朝、娘のインフルエンザがうつってしまったのか発熱した私。関節痛や頭痛もひどく、起き上がれない私は、夫に出かける時間を遅らせてほしいと懇願しました。あまりにもしんどいので、夫に娘を見てもらい、病院に行こうと思ったのです。

 

しかし、夫は完全拒否。フライトを変えるのは嫌だ、病気になった私が悪い、甘えるなと怒るばかり……。このとき、私は絶対に夫を許さないと心の中で誓いました。

 

結局、病気の私と娘を残し予定通り出かけて行った夫。出張中、私からの連絡はすべて無視されました。

 

そして、2泊3日の出張を満喫して、夫はご機嫌で帰宅。しかし、家には私も娘もいません。部屋も荒れたまま……。


「出張終わって帰ったよ!」
「何で誰もいないの?」

私からのSOSの連絡はすべて無視していたくせに、帰ってきた途端、のん気にメッセージを送ってきた夫。
 

「2人は亡くなりました」
 

「え……?」

夫は冗談だと思ったようで、「まだ怒っているの?」「お土産買ってきたから許してよ〜」とヘラヘラする夫に、激怒する私の母。私と娘が亡くなったと夫に返信したのは私の母でした。

 

夫が遊んでいる間に私と娘は…

夫は、毎年亡くなっている人がいることを知らないのか、インフルエンザを軽んじていました。結果、私は……。

 

母は、私たちを見捨て出かけた夫に対し、「一生許さない!」ときつい言葉を投げつけました。夫は慌てて謝罪しますが、母から「私たちはもう戻ってこない」と言われ、真っ青になったようです。

 

翌日、私の実家へ急いで来た夫。生きている私と娘の姿を見て、驚いていました。母がブチギレて暴走した結果、私たちが天国へ旅立ったと本気で信じ込んでいたようです。しかし、母が夫に伝えたことは、すべて嘘ではありません。私は夫に、もう家には帰らないと伝え、離婚を言い渡しました。

 

実は、夫が出かけた後、私たちは本当にとんでもない事態になっていたのです。私も娘も高熱で、意識がもうろうとして……。母には連絡してありましたが、実家は遠いのですぐに駆けつけてもらえませんでした。だんだんと意識が遠のいてきた私は、力を振り絞って救急車を呼んだのです。今もまだ入院中で、退院した後は実家に戻る予定です。

 

私の決意を知った夫は、今回のことは謝る、だから別れないでくれとすがってきました。しかし、私は今回のことだけで離婚を決めたのではありません。

 

全部、自分のせでしょ?やり直せるわけ…

夫との話し合いは平行線をたどりました。私はもうやり直せない所まできているから離婚したいと言っているのに、夫はやり直したいと……。

 

娘を産んでから、家事も育児もずっとワンオペ。仕事もしていた私がゆっくりできる時間なんて、ありませんでした。私が大変なのをわかっていて、夫は見て見ぬふり。さらには私の仕事を見下して、家事や育児の全部にダメ出しをしていました。

 

そもそも私が在宅で仕事を始めたのは、夫が理由。必要最低限の生活費しか家に入れず、貯金もせず遊び歩く夫に、家計の相談をしたとき、私を寄生虫だと言い、やりくりできないのは私の能力が低いせい、足りないなら自分で稼いでみろと言われ、私は在宅の仕事を始めたのです。

 

夫は何度も謝ってきますが、私は謝ってほしいわけではありません。自分のしてきたことをわかった上で、再構築を望む夫のずうずうしさが許せないのです。今まで我慢してきましたが、さすがにもう限界。

 

本当に困っているときでさえ、夫は助けてくれなかったのです。そんな人はもう、夫としても父親としても必要ありません。

 

それからも夫は、泣くばかりで話が進まず、離婚調停をして決着をつけました。今は、私も娘も幸せに暮らしています。あれから夫はすっかり老け込み、廃人のような生活を送っているようです。そこまでショックを受けるのなら、離婚になる前に行動で示してほしかったと残念に思います。

 

◇ ◇ ◇

 

パートナーとして支え合い、尊重し合うことを誓って夫婦になったはずです。どちらか一方だけが苦労するのは間違っていますよね。子どもが生まれ、親としての責任も背負ったのなら、なおさら夫婦で協力することが必要不可欠です。妻子を失って廃人になるほど後悔したのなら、夫には身勝手な価値観を改め、今までの行ないを反省し、妻子の幸せを願ってほしいですね。

 

 

【取材時期:2025年1月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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