記事サムネイル画像

幼馴染「高収入の旦那さん奪っちゃった~♡」私「良かった!すぐ離婚するね!」夫の真実を知った幼馴染の哀れな末路は

同窓会で久しぶりに会った幼馴染は、全身整形・美容投資をして大変身していました。そして、以前とはあからさまに私に対する態度が変わっていたのです……。

昔は黒髪おさげに眼鏡で、どちらかといえば美容には興味がない様子で、地味なほうだった幼馴染。私はおとなしいタイプだったので、よく一緒に図書館で勉強していたのです。

 

「そろそろ本格的に結婚したくて、自分磨きがんばったんだよね!」「絶対にお金で苦労したくないの!お金持ちと結婚して、優雅な専業主婦になるのが小さいころからの夢だったの!」と幼馴染。

 

昔は、「お金持ちと出会うためには、いい大学、いい会社に入らなきゃ!だからまずは賢くならないと」と言って、必死に勉強していたのに……。しかし、幼馴染は外見と同時に中身まで変わってしまったようで……?

 

 

思い切った方向転換をした幼馴染

「私、どんなに真面目にがんばっても全然ダメで……大学進学も失敗したし、就職も失敗してフリーターだったの……」「貯金全部使って、整形に定期的な美容医療、エステ、それから服もブランドで揃えて……」と語る幼馴染。

 

その熱意に圧倒されつつも、「目標のために一直線なところは昔のままだね」「きっと素敵な人が見つかるよ!」と私は彼女を応援しました。

 

すると、彼女は「地味なあんたよりずっと早く結婚相手を見つけてやるわ!」「これだけ美人になったんだから、私のほうが早く結婚してみせるからね!」と言い出したのです。

 

しかし、私は結婚済。「実は……式はまだ先だけど、先月の記念日に入籍したの」と言うと、「はああああ!?」と幼馴染は驚いていました。

 

喜んでくれるかと思いきや、「相変わらずの地味服に地味メイク……なのに、私より先に……?」「調子に乗ってんじゃないわよ!」と言い出した幼馴染。

 

「そ、そうだね、私は何も変わってないけど……でも、そんな私でも素敵な人と巡り合えたんだもん!きっとあなたも出会えるよ!応援してるからね!」と慌てて言ったのですが、幼馴染の怒りはおさまらないようでした。

 

「先に結婚できたからって、上から目線はやめてくれる?」「あんたみたいに見下してくる女とは連絡も取りたくないわ!」と言って、私は背を向けられてしまったのです……。

 

厄介者になった幼馴染

数日後――。

 

先日の同窓会で会った同級生たちとやり取りをしていうと、「あの子……どうだった?」と突然幼馴染の話題を振られました。

 

同級生たちによると、幼馴染はあちこちで自分の美人自慢を繰り広げ、男性を紹介してほしいと言って回っているようでした。

 

「私に憧れるなら整形がおすすめだよ!……でもあんたの元の顔のバランス的に、私ほどの美人にはなれないかも?」「私と一緒のコスメを使っても無駄よ!骨格が違うんだから自分に合ったのを選ばないと!」「これだけきれいになるためのアドバイスをしてあげたんだから、いい男を紹介しなさいよね」

 

おそろしいことに、幼馴染は「いい男なら、彼女持ちでも既婚者でもいいわよ~!」とまで言っているそう。同級生たちはみんな迷惑しているようですが、「連絡を取りたくない」と言われている以上、私も彼女の行動を注意することはできないのでした。

 

しかし、その数日後、なんと幼馴染のほうから連絡が来たのです!

 

 

「私の希望条件に合う人、全然見つからないの!」「私の条件に合う人、紹介してちょうだい!」と言ってきた彼女。そして、「年収1,000万以上で身長180cm以上のイケメンで、実家が太い次男で、大手企業勤務、車持ち……」と、つらつらと希望条件を挙げていくのでした。

 

「ちょ、ちょっと細かすぎる気がするな……」と言って、彼女の言葉を遮った私。「それに……既婚者の人にまで声かけてるって噂になってるし……大丈夫なの?」と言うと、彼女は「あはは!そんなことで心配してくれてたの?」と笑い飛ばしたのです。

 

「今の時代、結婚なんて人生の通過点でしかないじゃない」「運命の人に出会ったら、結婚してようがしてまいが関係ないのよ!」「私が狙ったとしても、嫌なら向こうが断ればいいだけでしょ?だから私は全然悪くないの!」

 

あんまりな理論に、私は思わず「えぇ……」と声を漏らしてしまいました。

 

「あ、それよりもあんたに聞きたいことがあるんだった!」「あんたの旦那さん、年収1,200万って本当なの?しかも大手商社勤務で身長182cm、有名私大卒って……完全に私好みなんだけど!」

 

 

まさか夫の話をされるとは思わず、面食らってしまった私。と同時に、彼女が夫の情報をそこまで知っていることが怖くなりました。

 

「ふふ、ちょっと調べただけよ」「でもまさかあんたの旦那が私の希望条件にぴったり当てはまってるなんて……なんか運命みたいだよね」と笑う彼女。

 

「やめてよね!?私の夫に手を出さないで!」と言うと、「地味女がハイスペック旦那と結婚してるのがおかしいのよ!」と逆ギレしてきた幼馴染。

 

「大人になっても化粧っ気なくて、地味で、全然美のための努力をしてないくせに!」「私と同じく地味で真面目しか取り柄がなかったのに、なんであんたは普通にいい成績で、大学も就職も成功して……私とあんたの何が違うって言うのよ!?」「こうなったら、あんたの幸せ、全部奪ってやる!」

 

そう言って、幼馴染はブチっと電話を切りました。私はただただ呆然とするしかないのでした……。

 

 

 

幼馴染が手に入れたもの

3カ月後――。

 

「これで私の勝ちよ!」と言って連絡してきた幼馴染。夫のほうに全然変化はなかったので私は気づかなかったのですが、彼女はどうやら夫と付き合っているようです。「彼からハイブランドの婚約指輪、もらっちゃったもんね~!」と言う彼女。

 

「私の完全大勝利!イケメンで高収入の旦那さん奪っちゃった♡」

「地味なあんたなんかより、美人な私の方が幸せになれて当然なのよw」

「良かった!すぐ離婚するね!」

「え…?」

 

 

 

私の態度に驚いたようで幼馴染は「なんで怒らないの!?」と言ってきました。

 

「変に泣きつかれるより、スムーズに別れたほうがいいでしょ?」「早速離婚届もらってくるから、私の分まで幸せになってね!」と言うと、「なんだか調子狂うわね……でも私の勝ちに変わりはないし!」「幸せになった私を見て、せいぜい悔しがるといいわ!」と、彼女はいつもの調子を取り戻したのでした。

 

そして、私は宣言通り、夫とすぐさま離婚。元夫は幼馴染とすぐに入籍していました。

 

 

数週間後――。

 

「どういうことよ!?」と慌てたように電話をかけてきた幼馴染。

 

「彼が会社のお金に手を付けてたって……」「着服2,000万に、消費者金融の借金も1,000万あるって……」と、彼女はうろたえていました。

 

「新婚早々大変そうだね!でもそういうことがあるからこそ、夫婦仲は深まるんじゃない?婚約指輪も、きっと着服金か借金で買ったのね」と言うと、「あんた、全部知ってたのね……!」と彼女は怒り出しました。

 

そもそも、私は彼女に「夫に手を出すな」と忠告していました。もしも本当に彼女が元夫に手を出したとしても、真実を伝えるつもりでいたのです。しかし、彼女が私のことを「地味女」と馬鹿にするたびに、その気持ちは薄らいでいってしまいました。

 

「あれだけ力強く『幸せになる』って言われたら、何も言わなくても大丈夫かと思って!」「きっと、何があってもあなたたち2人なら幸せになれるよね?」と言うと、「ふざけんじゃないわよ!」と彼女。

 

 

「元夫だけど、あなたのことをお金持ちの娘さんだと思っているみたいよ?」「あんなにきれいで、ハイブランド品ばかり持ってるんだから……って」「『借金があっても彼女なら助けてくれるはずだ!きっと好きなだけパチンコができる!』って言って、ニコニコで離婚届にサインしたんだもの」と、離婚前の元夫の様子を伝えると、彼女は悲鳴を上げていました。

 

それもそのはず、彼女は一般家庭の出身。真面目だった時代にコツコツ貯めた貯金を使って、ハイブランドのものを婚活用に揃えただけなのです。彼女自身の貯金はゼロでしょうし、実家も頼れないでしょう。

 

「大事な幼馴染だと思っていたけど、あれだけ馬鹿にされて、見下されたら情もなくなるわ」「でもこれがあなたの選んだ『勝ち』なんでしょ?」「友だちを失ってまで、馬鹿な男を手に入れて……本当におめでとう」

 

その後――。

 

 

会社のお金を使い込んだ元夫は、もちろん解雇。会社の恩情により警察沙汰にはならなかったようですが、使い込んだ額以上の返済を求められているそうです。さらに、消費者金融からの借金に、私への慰謝料の支払い……借金取りに追い回されているのか、元夫と幼馴染は姿をくらませました。

 

私は借金持ちの元夫と別れられてほっとしています。半年間という短い結婚生活でしたし、そのうち数カ月は幼馴染と不倫されていましたが、結果オーライだと思っています。

 

【取材時期:2024年12月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

    読者からの体験談をお届けします。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    エンタメの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む