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「しんどい…」44歳で更年期障害に! つらかった症状が軽くなった方法とは【体験談】

私は1人目を妊娠したときの検査で、産婦人科の先生から「毎年甲状腺の検査をしておいたほうがいいですね」と言われて33歳から毎年甲状腺の検査を受けています。2024年11月の検査の際に一緒に受けたLH(黄体形成ホルモン)やFSH(卵胞刺激ホルモン)の数値は1桁台で更年期の数値には達していませんでしたが、肩凝りや手先の冷えなど体調の不調を感じることがあったため、内科の医師に一度婦人科を受診するようにすすめられていました。そこで、12月に婦人科へ更年期の検査を受けに行きました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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3年前から更年期の不調は始まっていた!?

定期的に来ていた生理が41歳くらいから少しずつ不順になり始めました。最近では56日、67日と空いたと思ったら血の量がほんの少しだったり、反対に夜用ナプキンでちょうど良いくらい血の量の多い日が2週間続いたりしました。そういう時期は何をするのもしんどかったのですが、生理中はこんなものだろうと過ごしていました。

 

私は体重の結果をスマートフォンアプリと連動して体重や筋肉量などを管理できる体組成計で管理しているのですが、最近何げなく数値を見てみると、2024年12月から運動を始めたわけでもなく生活の変化もないのに体重が減り、一方で骨格筋量は上がり、体脂肪と筋肉量は下がっていました。少なくとも56日、67日と空いたこの時期に体調の変化が少しでもあったことはアプリで見ることのできる折れ線グラフからも見てとれました。

 

人によって感じ方や差があると思うのですが、この変化が合ったころに生理も不順になり、皮膚の乾燥、手足の冷え、便秘が始まりました。また、仕事を辞めて肩凝りになる原因がなかったのに、バリバリ仕事をしていたころと同じくらいの肩凝りも始まりました。何より1日の後半が体力的にしんどくて、家事をすることをつらく感じていました。

 

不調を感じて婦人科へ行ってみたら…

婦人科に行って血液検査をしてみると、LH(黄体形成ホルモン:下垂体前葉から分泌され、卵巣に関与して卵胞の発育やエストロゲンの分泌を促す)とFSH(卵胞刺激ホルモン:下垂体前葉から分泌され、卵巣を刺激して卵子の成熟を促す)が閉経期の数値でした。

 

医師と相談して、生理を無理に起こすようなことはしないで自然の流れに任せることにしました。今感じている冷えなどの不調は漢方薬で対処していくことになり、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)が処方されました。また、自律神経の調整などに期待できるというプラセンタ注射も接種することにしました。

 

ホルモン補充療法(エストロゲンを補い、更年期障害を改善する治療法)もあるとのことで、骨密度が下がったときに骨密度を上げる効能やホットフラッシュが原因で人前でダラダラ汗が出て困るときに汗を抑制する効き目があるそうです。しかし私の場合はホットフラッシュと言っても汗がダラダラ流れるほどの症状はなく、家族がちょうど良いと言っている室温なのに私だけが暑いといった程度。また、人間ドックのときに骨密度を計測していましたが異常はなかったので、今回はホルモン補充療法まではしなくて良いだろうという判断になりました。

 

 

プラセンタで不調が軽減!

産婦人科医から「1週間に2日くらいのペースで1回1アンプル(2ml)を打ってみましょう」と言われたので、そのペースでプラセンタ注射を接種することにしました。ただ更年期の一般的な開始年齢となる45歳からは保険が適用になるそうですが私はまだ年齢が足らず、自費で1アンプル1,000円をかけて接種することを決めました。

 

プラセンタ注射を打ち始めてからは、体のしんどさが軽減していくのがわかり、接種4回目くらいから肌のカサカサが抑えられてきたのがわかりました。ですが、接種をした痕が少し青くなり、徐々に黄色から普通の皮膚の色に戻っていくのですが、その前に次の注射を接種することになり、完全に元の肌の色に戻ることなくまた接種痕の色になってしまいます。そのため、長袖の間は良いけれど夏になったら接種痕が目立ってしまうので、ちょっと嫌だなと考え始めました。

 

調べてみるとプラセンタの内服薬があることがわかりました。しかし、通っている産婦人科では内服は取り扱っていなかったので、内服薬が購入できるクリニックを探して内服薬に変えてみることにしました。プラセンタの内服薬はドラッグストアでも販売されているようですが、私がドラッグストアで見つけたものは人由来ではなく動物由来でした。クリニックで購入できる内服薬は人由来のプラセンタで国内生産のもの。今まで注射で接種していたプラセンタも人由来のものだったので、私の場合はドラッグストアで購入するのではなくクリニックで処方してもらうことにしました。

 

クリニックでどのくらいの量を飲むか相談したところ、注射1アンプルと内服2錠が同じくらいだということ。私は週に2回注射を打っていたから、単純計算すると週に4錠ということになりますが、まずは毎日1錠ずつ飲んでみて私の体にどのくらいの量が必要なのか調整していこうとなりました。

 

プラセンタを内服し始めて1カ月たちますが、注射を打っていたときと同じくらいの効能を感じることができていて肌がカサついてかゆくなることもなくなり、体のしんどさが軽減されています。

 

まとめ

血液検査で更年期障害とはっきりわかったことで、体の不調に対して打つ手を見つけることができました。おかしいなと感じたら医療の力も借りつつ、毎日を楽しめるように体調管理をしていきたいです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:まるきこのは/40代主婦。気になることは納得するまで調べる、中身だけ1回り成長したい。マイペースな子どもたちの子育て中。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)

 

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