孫が自分似だと言いたがる義母
「自分に似ている」と発言したあとはそのまま自分の話が始まります……。毎回相づちを打ちながらニコニコと聞いていましたが、内心では「お義母さん、どちらかというと鼻低いような……」「孫の話から毎回お義母さんの話にすり替えられるのも、なんだかモヤモヤする……」と思っていました。それでも月1回のことなので、義母孝行だと思って聞いていました。
そんなある日、産婦人科の先生にエコーで診てもらったところ、「この子は足が長いね~」と言われました。もちろんおなかの中にいる段階ですし極端に長いわけではないので、私も「じゃあスタイルのいい子が生まれますね♪」と話半分に聞いていました。そして次に義実家を訪問した際、義母に「この前健診に行ったら、赤ちゃんの足が長いって言われたんですよ~!」とそのときのことを報告。すると義母は「そうなの?! それは絶対私に似たのね! 将来モデルにでもなったらどうしよう!」と言って、明らかにうれしそうで興奮気味。まさか生まれる前の子も自分に似てると言い張るとは! とさすがに顔が引きつりました。その場は少し呆れながらも「そうですね~、どうしましょう~、ハハハ」と流しました。
そして月日が経ち、無事に3人目を出産。面会に来た義母が赤ちゃんを見て「足が長いのね~、ばぁばに似たのね~」と声をかけます。そのとき苦笑いしていた私の後ろから「なに言ってるの? どこがよ」と声が。通りがかった看護師のAさんでした。実はこの看護師さんは義母のいとこ。この産院で働いているのです。「えー! Aちゃん、聞いてたの?」と恥ずかしそうな義母。Aさんは「○○ちゃん(義母)、背も高くないし足も別に長くないじゃん。みっともないからやめなよ!」「もしかしていつもそんなこと言ってるの? 子どもはパパとママに似てるの。おばあちゃんに似てるって何度も言うなんてやめたほうがいいよ」と注意してくれ、それまでの私のモヤモヤした気持ちは解消されたのでした。
義母からは後日「孫がかわいくて、うれしくて、調子に乗っちゃったみたい。ごめんね」と言われ、それ以降「私に似ている」と言われることはほとんどなくなりました。言いにくいことをAさんがかわりに言ってくれたことで問題は解決しましたが、今後は私も思っていることを伝えられるようにしようと思います。また、いつか自分に孫ができたときは、子どもたち夫婦がモヤッとするような発言をしないように気をつけようと思った出来事でした。
著者:菅田希美/30代・会社員。発達のんびりな5歳男子とわがまま放題の3歳女子、マイペースな1歳男子を育てるアラフォーママ。仕事と家事育児に追われ発狂しそうになりながらも「まぁいいか」の精神でなんとか毎日を切り抜けている。大好きなゴルフが唯一のストレス発散。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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