記事サムネイル画像

「50過ぎのババァが再婚とかキモイ」実娘に絶縁宣言されたので望み通りに家を出て行った結果

私は現在53歳の兼業主婦です。夫は20年ほど前に他界し、それ以来、働きながら女手ひとつで2人の娘を育ててきました。悩みの種は長女。ようやく就職しても、実家に来るたびに文句ばかりで感謝の言葉もありません。そんな日々ですが、私は最近大きな決断をしました。そのことを娘たちに伝えると……。

 

新しい人生へ

私は数年前から、会社の同僚と特別な関係を築き始めました。彼は私よりも5歳年上で、夫を亡くしてからずっと私を支え続けてくれた存在です。そしてつい先日、突然プロポーズされたのです。

 

「僕とこの先の人生を一緒に歩んでくれないか?」

 

うれしさで泣きそうになった半面、成人した娘が2人もいる私。50代も半ばに差しかかろうというときの再婚に、戸惑ったのも事実です。

 

即答したい気持ちはあったものの、娘たちにプロポーズのことを伝えてからにしようと考え、一旦待ってもらうことにしました。

 

長女の冷たい反応

娘2人の反応は、想像以上に複雑なものでした。次女はすぐさま、「ママも幸せになっていいんだよ!」と笑顔で祝福してくれました。しかし、長女は違ったのです。

 

「50過ぎのババァが再婚? キモい!」と辛らつな言葉を浴びせてきた上、「だいたい、娘を差し置いて幸せになろうだなんて信じられない」と、怒りをあらわにしました。挙句、「そんなのもう母親でも何でもないよ、絶縁だね」とまで言いだす始末。

 

「お姉ちゃん、ヒドイよ!」と次女は一生懸命とりなしてくれたのですが、長女は聞く耳持たず。「うるさいな~、昔から言い良い子ぶっちゃってさ。あんたとも絶縁よ! 二度と話しかけてくるな!」

 

私は長女の言葉に深く傷つきましたが、次女は「あんなお姉ちゃんなんて気にしないで。ママが幸せなら私もうれしいんだから」と励ましてくれたことで救われました。

 

そして、彼のプロポーズを受け入れ、この家を出て彼と再婚することに決めたのです。

 

 

家を出る日…

引っ越しの日。入籍したばかりの夫が車で迎えに来てくれたのですが……。それを見た長女の態度が急変!

 

「な、なにこの高級車!」

 

それもそのはず。彼の車は大きなベンツで、おまけに運転手付きですから驚くのも無理はありません。

 

「奥さま、お嬢さま、どうぞこちらに」と、運転手に促されて私と次女は後部席に乗り込もうとしました。

 

「どういうこと? あんたたち、金持ちと結婚するなんて一度も言わなかったよね?」

 

私は、「金持ちだから結婚するわけじゃないし、彼の仕事については前に話したわよ。同僚だって言ったかしら? 取締役を務めているけどね。名前でわかると思ったし……」と答えました。

 

態度がひょう変

すると長女は、「私も一緒に行く!」と手のひらを返したのです。「新しいパパがこんな優良物件なら反対なんてしない。私も娘として、金持ちになる権利があるもん!」

 

私はこの態度にぼうぜん。「あなた、私とは絶縁したんでしょ。この家だけはゆずってあげるから、もう別々に生きていきましょう」と静かに告げました。

 

「あれは、言葉のあやで……。どうせどこかのジジイと再婚するかと思っていたからさ! 絶縁なんて取り消すわ、ママぁ~」

 

長女はしどろもどろですがりついてきましたが、無言で聞いていた夫が口を開きました。

 

「君は、自らの選択に責任を持つべきだ。聞けば、これまでも母親に感謝の1つもなく、面倒ばかりかけては後始末をさせていたそうじゃないか。もう母娘ではいたくないんだろう?」

 

その後…

「待ってよ、謝るから置いていかないで!」

 

そう叫んだ長女でしたが、「金持ちの優良物件」などと言われて誰が家族になりたいと思うでしょうか……。

 

こうして、私と次女のみ、夫の邸宅へ無事引っ越しを完了。その後彼は、次女と養子縁組もしてくれました。一方、長女にはこれまで住んでいた家を残したので、親としての責任は果たしたと思います。

 

最後まで分かり合えずに決別してしまったのは心残りではありますが、今に至るまで長女がひとり立ちできなかったのは、甘やかしてしまった私の責任でもあります。これを機に大人として一人前になり、それこそ自分の家庭を持てれば成長できるのでは、と陰ながら見守るつもりです。

 

この再婚が、それぞれの新たな人生の出発点になると信じています。

 

--------------

成人してからも母親にひどい態度を取る長女。おまけに再婚相手が取締役だと知って態度を一変させるとは……。再婚を祝福し、背中を押してくれた次女のように、母親の幸せを素直に喜べる人でありたいですね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

    読者からの体験談をお届けします。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    エンタメの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む