有給消化は突然に
新人君は、私が突発的な休みを取ることが多いので、有給消化を遠慮しているのではないかと思ってしまいました。まず同じチームの先輩と相談した上で、「私が突発的に休みがちなせいで、有給を使いづらかったら申し訳ない。自分の都合で有給は使って大丈夫だからね」と本人に直接伝えました。
すると、新人君は真面目な人で、病気になったときに備えて有給を調整していたとのことで、それを聞いて私は一安心。チーム内でも、誰がいつ休んでもいいように報連相はしっかりしておこうねと結束が強まりました。
そのやりとりの3日後に、保育園から子どもの発熱でお迎えに来てほしいとの連絡が。私は有給休暇を取得してお迎えに行き、帰宅することに。職場内からは、「風邪が流行ってるからね。気を付けてお大事にね」「子育てあるあるだよね」と気遣いの言葉とともに、すぐに送り出してくれました。
凍りついた総務部課長の一言
駐車場に急いで向かっている途中、総務部の課長に会いました。課長から「帰りなの?」と聞かれ、「子どもが熱を出したと連絡があったので迎えに行きます」と答えた私。
すると課長から「そうなんだ。そういえば君のところの新人君が有給余ってるよね。有給使ってもらって、代わりに子どものお迎えに行って、そのまま子どもの面倒見てくれたらいいのにね」と信じられない一言が返ってきたのです!
私はなんと返していいかもわからずに、固まって真顔になってしまいました。さすがにまずいと思ったのか、課長は「冗談だよ」と慌てて言いながら去っていきました。うまい切り返しも言い返すこともできなかった私。去っていく課長の後ろ姿を見ながら、なんでそんなことを言われないといけないのだろう……と悲しい気持ちになってしまいました。
後日、総務部長とのやりとりを先輩に話すと、「冗談でも言うことじゃない」と一緒に怒ってくれてモヤモヤした気持ちは薄くなりました。あのとき、課長になんて返せばよかったのか正解はわかりません。けれども、実際に働いている同じチームの方々のやさしさを改めて感じ、再び感謝の気持ちが湧いた出来事でした。また、冗談でも人を悲しませることは言わないように気を付けようと思いました。
著者:秋本かなこ/30代女性/2019年生まれと2021年生まれの兄弟のママ。元気な兄弟とパワフルな毎日を過ごしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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