彼へのサプライズプロポーズを決意!
彼との出会いは、友人の結婚式でした。新婦の親友である私と、新郎の友人であった彼を含めた数人で2次会の受付をおこなったことがきっかけです。それからグループで遊ぶようになり、自然と2人きりでも会うようになって交際に発展しました。
そんな彼と、ある遊園地のバレンタインイベントに参加するのはこのとき3回目。このイベントでは毎年、事前に大切な人に伝えたいメッセージを送信しておくと、選ばれたメッセージがステージ上のパネルに表示されるというイベントが行われています。
このとき、彼と付き合って3年。「そろそろ結婚したいなぁ~」と思っていた私は、彼にサプライズプロポーズをすることを決意!「結婚してもらえませんか?」といった内容のメッセージを書いて、「多くの人が応募するから採用されない可能性も高いけど……採用されたらいいなぁ」という気持ちで応募しました。
メッセージが流れるかドキドキしていたら…
彼と一緒にパネルを見つめている間、私はずっとドキドキしっぱなし。「もし読まれたら、そのあと彼にはなんて伝えよう」などと考えていると、心の緊張は解けませんでした。
毎年バレンタインイベントに参加している私は、この場でプロポーズをしているカップルをたくさん見てきました。「私も、大好きなこの遊園地で彼にプロポーズしたい!」と、意気込んでいたのです。
この日も、スクリーンには多くのプロポーズのメッセージが流れました。今のところ、私が彼に送ったメッセージは流れていません。すると……あるメッセージが表示されたとき、隣に座っていた彼がニコニコしながら私の顔を覗き込んできました。
流れてきたメッセージはまさかの…!
「どうしたの?」と私が聞くと、ビックリしながらもどこかうれしそうな表情の彼。少し間があったのち、彼から「今のメッセージ、見た?」と聞かれました。
さっき流れたメッセージは、なんと……彼から私に向けたプロポーズのメッセージだったのです!
私は自分のメッセージが表示されるかどうかに集中しすぎていて、「なんだ、違った」くらいに流し読みしてしまいました。「ごめん、内容は全然覚えてない」と告げると、彼は「ええ〜っ!?」と大爆笑。
イベントが終わったあと、パネルに表示されたメッセージを今度は口に出して、彼がもう一度プロポーズをしてくれました。彼が私と同じ気持ちだったことがとてもうれしく、もちろんプロポーズを二つ返事でOK!
とても寒い日でしたが、遊園地のきらめくイルミネーションがとてもきれいで、幻想的な雰囲気のなかでの彼からのプロポーズは、一生忘れることができない私の大切な思い出になりました。
その後は彼と結婚し、現在は子どもが2人産まれて、家族全員で遊園地に行くようになりました。あるとき、「ここはね、パパがママに結婚してくださいって言った場所なんだよ」と夫が子どもたちに話していました。まだ幼い子どもたちですが、私たちのように素敵な思い出を大切な人とたくさん作ってほしいなと思っています。
ちなみに、私が送ったメッセージの内容は彼には伝えていません。私が同じタイミングでプロポーズしようとしていたことは、この先もずっと内緒にしておくつもりです。
著者:はすゆき/女性・主婦
作画:しお
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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