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「うわっ、やば…」塾でうしろの席に座っていた男子にまさかの姿を見られてしまって…

中学1年生ごろに初潮を迎えた私。生理の存在はうっすら認識していたのですが、性教育をちゃんと受けた記憶がありません。そのため、母から言われるがままに生理用ナプキンを使うようになりましたが、「次の生理がいつくるか」や「経血量はどれくらいか」「何日くらい続くものか」など、ちゃんと知らないような状態だったのです。

塾の椅子が…!?

生理の知識に乏しいまま中学3年生になった私。当時、受験勉強に励んでいて、学習塾に通っていました。

 

そんな学習塾で追い込んで勉強をしているとき、生理が始まったようで……。経血が漏れて制服にまで染み出していましたが、勉強に集中していたこと、スカートが紺色だったこともあり、私も周囲の人もそのことに気づいていませんでした。

 

そして休憩時間に席を立つと、私は椅子が赤く汚れているのに気付いたのです。

 

生理に関する知識不足が招いた悲劇

これまで経血漏れを経験したことがなかったため、最初、私は自分に何が起きているのかわからず、動揺してしまいました。しかし、落ち着いて考えていると「もしかして生理……!?」と気付いたのです。

 

気付いたときには恥ずかしさのあまり、席から離れることができなくなってしまって……。トイレに行くために席を離れてしまうと、椅子に付いた経血がバレてしまうからです。生理の失敗が友だちだけでなくクラスのみんなに知られてしまうのが恥ずかしかったのです。

 

でも授業が終わって帰るとき、席を立つ必要があります。そのとき、後ろの席に座っていた男の子に椅子を見られ、「えっ……なにこれ……やばいやん」と言われてしまいました。

 

私は恥ずかしくて何も言えず……。急いで座面をサッと拭き取り椅子をデスクの下に入れ、すぐにその場をあとにしてしまいました。きれいに拭き取ったはずですが、次の日にはきれいな椅子に変わって、塾の先生が気をつかって新しい椅子に交換してくれたのかもしれないと感じました。これは今でも覚えている、私にとっての苦い経験です。

 

生理をちゃんと知ろうと思うきっかけに

当時、私は母にもこの出来事を言えませんでした。思春期だったこともあると思います。でも、母は制服の汚れに気付き、何も言わずきれいにしてくれていました。

 

そして、生理は5~7日間続くこと、失敗しないために大体の予測日が近づいてきたらナプキンを持ち歩くことなどを教えてもらいました。それからは外で失敗しても最小限の経血汚れでおさえることができるように。また、今は生理管理アプリで生理周期を管理し、生理周期を把握することや、生理前にはしっかりと準備ができるようになりました。

 

 

今考えると、生理周期を把握すること、生理予定日が近くなったらナプキンを持ち歩いたり着けたりということは大事だと想像がつきます。でも、当時の私は生理のことをちゃんと理解しておらず、結果恥ずかしい思いをしてしまいました。ただ、この失敗が生理についてちゃんと知るというきっかけにもなり、失敗を経験することも大事なのかなとも思った経験です。

 

 

 

著者:泉さやか/女性・主婦
イラスト:すうみ

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

 

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