こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。いも類のおいしい季節になってきました。ほくほくとやわらかくなりやすい「いも類」は赤ちゃんが食べやすく、離乳食に使いやすい食材でもあります。
でも、食べると口のまわりが赤くなったり、調理する大人も手がかゆくなってしまうことも。赤ちゃんは里芋や山芋をいつから食べられるのでしょうか。
赤ちゃんは里芋や山芋をいつから食べられる?
じゃがいもやさつまいもは5~6カ月ごろ(離乳食初期)から食べられますが、里芋は7~8カ月ごろ(離乳食中期)、山芋は9~11カ月ごろ(離乳食後期)からです。同じいも類ですが時期が違いますので注意しましょう。 里芋や山芋の利点は、ビタミンやミネラルが豊富ということと、何と言っても食べやすさですね。だしで煮ると味がしみこみ、おいしくいただけるのが里芋や山芋の特徴です。
赤ちゃんは里芋や山芋を与えるときの注意点
・必ず加熱する
生のまますりおろして食べることのある山芋ですが、赤ちゃんには生のままは避けましょう。里芋も山芋も、食べさせるときは必ず加熱してやわらかくすることが基本です。
・少量から進める
どんな食材もそうですが、初めての食材は体調のいいときに、少量から与えましょう。口のまわりなどの皮膚についたときは、濡れたガーゼなどでふき取ってあげましょう。
・こんなときは病院へ!
皮膚の赤み、かゆみ、嘔吐など、明らかにふだんと違う様子が見られたら病院へ行きましょう。
里芋や山芋の気になる“ぬめり”をとる方法
ぬめりが気になる場合は、ぬめりを落とすというのもひとつの方法です。ぬめりの取り方はいくつかあってりますのでご紹介します。どれも皮をむいてからの処理方法になります。
・2〜3分下茹でする
・塩を振ってもんで洗い流す
・さっと洗ってペーパーでふき取る、などなど
まずはぬめりをとってから調理すると、赤ちゃんもさらに食べやすくなりそうですね。

著者
保育士 中田馨
一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
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