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3歳の娘が笑うと足の付け根がボコッと膨らみ困惑。受診すると2週間後に手術が決定…謎の症状の正体とは

2人の娘を育てながら共働きで生活しているわが家は、基本的には夫の帰りが遅く育児に関しては日々ワンオペでした。ある日いつものように娘2人とお風呂に入って3歳の長女の体を洗っていると、「くすぐったーい!」とケタケタ笑い出しました。しかし、私はそのとき信じられない光景を目にしたのです……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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え、今娘の体が…

長女が笑ったとき、たまたま長女の鼠径部(太もものつけ根あたり)が一瞬膨らんだように見えました。「え? 今の何?」と今度はわざと娘をくすぐってみると、また鼠径部が膨れ上がりました。笑って力が入るとここが膨れるの? そんなことある?と、疑問に思いながら、お風呂から出たあと夫にチャットで相談しました。

 

夫は実際に見ていないからか、「そんなに気にしなくて大丈夫じゃない?」と軽い反応でした。しかし、私自身は笑ったときに鼠径部が膨れたことがなかったので、普通ではないととても気になってしまい、そこから検索魔となり1つの病気の可能性を疑いました。

 

後日、かかりつけの小児科へ行きました。症状が出たときの動画も撮っていたので先生に見せて診断してもらうと、私が疑った通り「鼠径ヘルニア」でした。その後はバタバタと2週間後に手術をすることに。ワンオペで次女の面倒を見なければならず、長女にはひとりで入院してもらうことになり、とても心細い思いをさせてしまいました。

 

幸い初期の発見だったので最小限の手術で済み、傷口もほとんど残らず安心しましたが、まさか自分の娘が3歳で全身麻酔をし、手術に至るとは思いもしませんでした。術後の経過観察も問題なく、今は元気に過ごしています。

 

何かおかしいと思った自分の感覚を信じて、お医者さんに相談して本当によかったです。調べてもらって何もなければそれでいい。重篤になる前に発見できてよかったです。今後も気になる症状があったら、迷わず受診しようと思った出来事でした。

 

◇ ◇ ◇

 

お子さんが無事に回復して本当によかったです。

鼠径ヘルニアとは、おなかに力を入れたときに鼠径部(足の付け根の少し上あたり)から陰部にかけて腸管がポッコリと飛び出す病気です。おなかの中にあるはずの腸管が飛び出てくるので、脱腸と呼ばれることも。

 

基本的に痛みはありませんが、体の中で締め付けが起こった場合は血行不良が起き、赤みをおびて固くなり、痛みやおう吐、発熱などが起こることもあります。放っておくと、腸が腐ってしまうことも。自然に治ることは稀で、手術が必要です。もしこのママさんのように違和感を覚えた場合は、小児科を受診してくださいね。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:田村 真央/30代女性・接客業

4歳と2歳の姉妹を育てながら美容関係の仕事をしている母。娘2人を溺愛している。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)

 

 

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