男の子の名前ランキング
近年、男の子の名付けでは、漢字一文字のシンプルな「一文字ネーム」が人気。2022年から2024年の男の子の名前ランキングTOP10を見ると、その傾向がよくわかります。
2022年はTOP10中4つランクインしていた一文字ネームは、2024年には5つに増え、TOP3を占めていました。
2022年から3年連続でTOP10入りしている一文字ネームは「碧」「蓮」「湊」の3つ。いずれもカジュアルで読みやすい名前です。
「碧」は2021年にTOP10入りを果たし、それから4年連続10位以内にランクインしています。「蓮」は、2015年に3位にランクインし、2018年から2021年までの4年間、連続1位に輝いた名前です。「湊」は、2015年・2017年には1位になり、2020年には5位にランクダウンしたものの、それ以外の年は3位以内をキープしています。
また、「陽翔」は一文字ネームが勢いを増す昨今でも、根強くランキング入りする名前です。2019年以降、TOP3入りを続けています。パワフルであたたかな印象の「陽」や、力強く羽ばたく姿を連想させる「翔」は、どちらも人気がある漢字です。その2つを組み合わせたポジティブなイメージが人気の秘訣かもしれませんね。
殿堂入りした名前は?【2022年~2024年】
2022年から2024年に生まれた男の子の名前のランキングを見ても、「碧」「蓮」「湊」、「陽翔」の4つは、確固たる人気を持っていると言えるでしょう。
1位 碧
「碧」は、自然が創り出す美しい青緑色を意味します。「碧」は女の子の名付けにも用いられる漢字で、ジェンダーレスネームが増加傾向にある昨今、人気がある名前です。
主なよみは「あお」「あおい」「みどり」。著名人では、サッカー日本代表として活躍した田中碧(あお)さんが挙げられます。
2位 蓮
夏に美しい花を咲かせる植物のハスを指す「蓮」は、泥水から成長し、清らかで美しい花を咲かせるその特性から、汚れに染まらない純粋さと強さを象徴しています。
主なよみは「れん」。「蓮」の同名では、人気アイドルグループ『Snow Man』の目黒蓮(れん)さんが活躍されています。
3位 陽翔
3位の「陽翔」は、主に「あきと」「おと」「はると」のよみで名付けられていました。「陽」などのあたたかみのある漢字を用いた名前は近年注目度が高く、「朝陽」「陽向」「陽大」「陽斗」など、2022年から2024年の男の子の名前ランキングでも、上位50位中7つを占めていました。
殿堂入りするほど人気の名前がある一方で、その時々の流行も見られるのが赤ちゃんの名前です。2025年も素敵な名前がたくさん名付けられることでしょう。どんな名前が流行するか、楽しみですね!
photo:@aokun_1218さん(ベビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2022年1月1日〜2024年12月31日
回答件数:360,557件(男の子:182,682件/女の子:177,875件)