出産の立ち合いをするのは、夫だけではなく…
母が長時間の陣痛に付き添ってくれたことには、私も感謝しています。でも、私の痛いという気持ちに寄り添ってもらえなかったことが心に引っかかっていて……。
「子宮口全開! 分娩室に移動できるよ!」
ついにその時がやってきます。
まきさんは、陣痛中に心ない言葉を発した母親が分娩に立ち会うのは、不本意だったものの、受け入れます。
そして夫と母親が見守る中、まきさんは無事に女の子を出産。
赤ちゃんのかわいさに十分浸る余裕もなく、手早く会陰切開部分の縫合がおこなわれようとしていました。
無事に元気な赤ちゃんが生まれて、よかったです。
生まれた瞬間をともに味わった夫と母親も大変うれしそうでしたね。いろいろありましたが、そんなことを忘れるくらい赤ちゃんの誕生には、周囲を幸せにするパワーを感じます。
感動に浸る間もなく、まきさんにはまだ試練が残っていました。分娩の際、 腟と肛門の間にある会陰と言う部分を少し切る、会陰切開がおこなわれることもあり、胎盤を排出し終わったら、その部分を縫合するのです。
まきさんの産後の回復がスムーズであるよう、周りの家族にたくさん支えてもらえるといいですね。
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